法則(フレキシブルな工数を持つCONWIP)

  • 法則(フレキシブルな工数を持つCONWIP):
    • 同等なn人の作業者とw個のジョブを持つCONWIPライン(=Constant WIP line=WIP一定のライン)においてw\ge{n} であるとすると、ブロックされていないジョブが使用可能な時に作業者を遊ばせない任意の方針が生み出すスループットTH(w)は、以下に示す範囲内にある。
      • TH_{CW}(n)\le{TH(w)}\le{TH_{CW}(w)}
    • ここにTH_{CW}(x)は、全ての装置に作業者が配置されシステム内にx個のジョブがあるCONWIPラインのスループットを表す。
  • 「CONWIP」とはConstant WIPの略で、WIPを一定に保つようにロットを投入(リリース)するようなラインを意味します。
  • この法則は作業工数がラインの制約になるような(つまり人手不足な)ラインについての法則です。半導体ファブではこの法則は別に考慮する必要はないと私は考えています。

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