2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

孫子

新訂 孫子 (岩波文庫)作者: 金谷治出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/04/14メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 64回この商品を含むブログ (103件) を見る 「孫子を読む 浅野裕一」のところでも書きましたが、この本の中に 兵は詭道なり。 つまり「兵法…

15.5.データベース並行処理制御(2):Quantitative System Performance

「15.5.データベース並行処理制御(1)」の続きです。(目次はこちら) アボートするトランザクションの割合とこれらのトランザクションのサービス要求時間を見積ることはシステムをモデル化するための鍵である。しかし最初に、衝突はけっして起こらず、よ…

ポンペイ展

今の会社では今週が夏休みです。名古屋にポンペイ展がきていたので見に行ってきました。ここ十数年、こういう文明展のようなものに行くのがおっくうになっていたのですが、そしてローマ文明だと特に見ることを躊躇していたのですが、平日に見に行く機会はそ…

思い出す事など 夏目漱石 (6)

そろそろこの本を読むのにもケリをつけてしまいましょう。 「思い出す事など」は、ここで全文読むことが出来ます。 夏目漱石 思い出す事など 第28節 若い頃、漱石が下宿していた寺の和尚が副業で占いをやっていたという話で、ある時、ひょんなことで観ても…

15.5.データベース並行処理制御(1):Quantitative System Performance

「15.4.ソフトウェア・リソース」の続きです。(目次はこちら) 15.5.データベース並行処理制御 任意のデータベース・システムにおいて、多くのユーザが並行してデータベースをアクセスし更新したいと思っている。もし、この並列性がちゃんとしていなければ…

15.4.ソフトウェア・リソース:Quantitative System Performance

「15.3.ローカル・エリア・ネットワーク」の続きです。(目次はこちら) 15.4.ソフトウェア・リソース 待ち行列ネットワーク・モデルを構築する際の普通の見方はサービス・センターがハードウェア・リソースに対応するというものである。しかし、コンピュー…

15.3.ローカル・エリア・ネットワーク:Quantitative System Performance

「15.2.コンピュータ通信ネットワーク(2)」の続きです。(目次はこちら) 15.3. ローカル・エリア・ネットワーク SNAのようなコンピュータ通信ネットワークは中程度の帯域幅で長距離に渡ってうまく動作するように設計されている。他方、ローカル・エリ…

15.2.コンピュータ通信ネットワーク(2):Quantitative System Performance

「15.2.コンピュータ通信ネットワーク(1)」の続きです。( 目次はこちら) 図15.2 SNAフロー制御のクローズド・モデル ((c)1982 IEEE) 図15.2のモデルは現実的ではあるが、ペーシング・ボックスの普通でない特定のため分離可能ではない。モ…

第14章 システム提案 の和訳をいつものようにMy Open Archiveへ

「Quantitative System Performance」の「第14章 システム提案」の和訳が完了したので、マンネリと言われようがいつものようにMy Open Archiveにアップしました。誰かが読むことを信じて。 Upload by MyOpenArchive

15.2.コンピュータ通信ネットワーク(1):Quantitative System Performance

「15.1. 導入」の続きです。( 目次はこちら) 15.2.コンピュータ通信ネットワーク コンピュータ通信ネットワークは高いスループットと小さな遅れと安定性を達成するためにさまざまなフロー制御方針を使用している。ここで我々はIBMのSystem Network Arch…

15.1.導入:Quantitative System Performance

「14.6. 参考文献」の続きです。( 目次はこちら) 15.1. 導入 この章では、その特徴が例として先に使用した集中型のシステムとかなり異なっているようなシステムとサブシステムをモデル化するのに、パートIIとIIIで開発された技法がどのように使用出来るか…

第15章 拡張した応用:Quantitative System Performance

15.1. 導入 15.2.コンピュータ通信ネットワーク 15.3.ローカル・エリア・ネットワーク 15.4.ソフトウェア・リソース 15.5.データベース並行処理制御 15.6.OSのアルゴリズム 15.7.まとめ 15.8.参考文献 第14章 システム提案へ 第16章 待ち行列ネットワ…

大楠山

大きな地図で見る 18日は息子と三浦半島は横須賀市にある大楠山に登りました。ここのところ雨が降っていなかったのに道はぬかるんでいて、正直、キツかったです。2人だけで登ったのではなく、ある団体についていったので、私はそのペースについていくのが…

14.6.参考文献:Quantitative System Performance

「14.5. まとめ」の続きです。( 目次はこちら) 14.6. 参考文献 セクション14.2で検討した、提案するシステムの性能を予測する早期の試みは一般的方法を工夫して作り出すほうへは向かわず、むしろ特定のシステムの特定の問題を扱うほうへ向かった。GECO…

14.5.まとめ:Quantitative System Performance

「14.4.2.ADEPT(2)」の続きです。( 目次はこちら) 14.5. まとめ 設計と実装の過程はコストと性能の間の絶え間ないトレードオフを含む。さまざまな選択肢の性能への影響を定量化することはこの過程の中心である。それを行うことは挑戦的でリソースを要求…

14.4.2.ADEPT(2):Quantitative System Performance

「14.4.2.ADEPT(1)」の続きです。( 目次はこちら) ADEPTは提案するCAD/CAMシステムのデータベース・コンポーネントの性能を予測するために使用された。主要機能モジュールの高レベル記述を含む予備的な設計仕様のみが利用可能であった。そのスタディか…

思い出す事など 夏目漱石 (5)

「思い出す事など」は、ここで全文読むことが出来ます。 夏目漱石 思い出す事など 第23節 余は好意の干乾(ひから)びた社会に存在する自分をはなはだぎごちなく感じた。 で始まり 好意の干乾(ひから)びた社会に存在する自分をはなはだぎごちなく感ずる…

14.4.2.ADEPT(1):Quantitative System Performance

「14.4.1.CRYSTAL」の続きです。( 目次はこちら) 14.4.2.ADEPT 検討する2番目の技法はADEPT(A Design-based Evaluation and Prediction Technique 設計ベース評価予測テクニック)であり、1970年代終りに開発された。 ADEPTを用いると、リソース要求量は…

思い出す事など 夏目漱石 (4)

「思い出す事など」は、ここで全文読むことが出来ます。 夏目漱石 思い出す事など 第18節 喀血後の身体の衰弱のことが述べられています。手を上げ下ろしするのさえものすごい努力が要る状態です。 第19節 第18節を受けた内容で、まず日常生活の苦を長…

14.4.1.CRYSTAL:Quantitative System Performance

14.4.1.CRYSTAL CRYSTALは提案するアプリケーション・システムと進展するアプリケーション・システムの性能モデル化を促進するために1970年代終わりに開発されたソフトウェア・パッケージである。 CRYSTALユーザはシステムを3つの要素、モジュール仕様、作…

14.4.ツールと技法:Quantitative System Performance

「14.3.3.他の考慮」の続きです。( 目次はこちら)

14.3.3.他の考慮:Quantitative System Performance

「14.3.2.例」の続きです。( 目次はこちら) 14.3.3. 他の考慮 システム提案の設計段階は我々の注意の大部分を受けてきた。これは計画を変更する最も大きな影響力が存在するところである。しかし、プロジェクトの全体において性能予測の作業を続けることは…

14.3.2.例:Quantitative System Performance

「14.3.1.方法」の続きです。( 目次はこちら) 14.3.2. 例 ここに、この一般的方法の適用を示す単純な例がある。蓄積交換コンピュータ通信ネットワークが設計されつつある。我々の目的は、計画された使用法やソフトウェア設計やサポートするハードウェアに…

思い出す事など 夏目漱石 (3)

「思い出す事など」は、ここで全文読むことが出来ます。 夏目漱石 思い出す事など 第13節 その日(8月24日)は東京から長与病院の杉本さんという医者が漱石の診察に来ていました。 診察の結果として意外にさほどわるくないという報告を得た時、平生森成…

思い出す事など 夏目漱石 (2)

「思い出す事など」は、ここで全文読むことが出来ます。 夏目漱石 思い出す事など 第7節 ウォードというアメリカの社会学者が1883年に書いた「力学的社会学」という本を読んだ感想から始まります。この本がかつてロシア語に訳された途端、ロシア政府によっ…

思い出す事など 夏目漱石 (1)

今日からだらだらと、「思い出す事など」を読み進めていきたいと思います。(一度も読み通したことのないこの作品を、ブログを利用して読み通してみようと思ったのです。) 私の持っている本は子供の頃に買った 夢十夜・幻影の盾 (旺文社文庫)作者: 夏目漱石…

バテてしまった。

そんなに働いているわけでもないのに、昨日はバテて早退してしまいました。家に戻って窓を開けたら風がすずしく、クーラーなしでも充分で、風に当たりながらゆっくり休んでいました。さて、私の本棚で種村季弘の「怪物の解剖学」の次に並んでいたのは夏目漱…

14.3.1.方法:Quantitative System Performance

「14.3.一般的枠組み」の続きです。( 目次はこちら) 14.3.1. 方法 性能は1つのグループの領域ではない。よって性能予測は当該ユーザやソフトウェア設計者やソフトウェア実装者、構成計画者、性能分析者といったグループからの代表からなるチームの環境に…

14.3.一般的枠組み:Quantitative System Performance

「14.2.背景」の続きです。( 目次はこちら) 14.3. 一般的枠組み あいにく、提案するシステムの性能を数量化する試みは普通ではない。これには2つの大きな理由がある。 性能予測に捧げられる工数は、さもなければコードを書いてシステムを間に合って配達す…

14.2.背景:Quantitative System Performance

「14.1.導入」の続きです。( 目次はこちら) 14.2. 背景 新しい応用システムに対するユーザの満足は、受入れ可能で一貫した性能をシステムが提供する能力にかなりの程度、依存している。このセクションで我々は設計段階の間に大規模システムの性能を評価す…