2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

神聖ローマ帝国

神聖ローマ帝国 (講談社現代新書)作者: 菊池良生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/07/19メディア: 新書購入: 9人 クリック: 60回この商品を含むブログ (30件) を見る神聖ローマ帝国という実体のハッキリしない「帝国」は、高校生の頃からずっと私の心に…

積形式解

先行エントリ:M/M/1→M/1待ち行列ネットワークの待ち時間を求めて(3) 「M/M/1→M/1待ち行列ネットワークの待ち時間を求めて(3)」で出てきた式(11) ・・・・・・(11) の形を「積形式解」というらしいです。ORWikiの「積形式解…

M/M/1→M/1待ち行列ネットワークの待ち時間を求めて(3)

先行エントリ:M/M/1→M/1待ち行列ネットワークの待ち時間を求めて(2) 前回のところで私は困ってしまいました。そこで、ちょっと無理をして、下図に示す同じ色の矢印が同じ流量である、と仮定します。 もし、そうであるならばもちろん全体で釣り合…

還暦QPONさんは大変な方らしい。

1月25日のあとで熟読で紹介した はじめて活字になった、かんばん方式 ですが、これはもっと大きなサイトの一部分でした。作られた方は「還暦QPON」さんで、トップページは次です。 還暦QPONホームページ いろいろな内容がてんこ盛りのサイトです。

このブログのタイトル「工場統計力学」

このブログのタイトルである工場統計力学という名前を決めるのに半無意識的にあったのは、ウィーナーの「サイバネティックス」の「第2章 群と統計力学」の末尾の文章 次の章では、時系列の統計力学を論ずる。この分野では熱機関の統計力学の場合とはひじょ…

M/M/1→M/1待ち行列ネットワークの待ち時間を求めて(2)

先行エントリ:M/M/1→M/1待ち行列ネットワークの待ち時間を求めて(1) 次に、装置1の待ち行列と装置を含めた領域にあるロットの数が個、かつ、装置2の待ち行列と装置を含めた領域にあるロットの数が個、である状態を状態と表すことにします。例…

M/M/1→M/1待ち行列ネットワークの待ち時間を求めて(1)

以下の図に示すの構成は待ち行列ネットワークというのをはばかられるくらい単純なモデルですが、今の私の実力ではこれを研究するぐらいの能力しかありません。 さらに、この図の一番左から到着するジョブの到着間隔は指数分布であり、さらに2台の装置の処理…

あとで熟読

おもしろそうなページを見つけました。のちに熟読して身につけることが出来たら、と思います。 はじめて活字になった、かんばん方式

待ち行列ネットワークへの助走

工場は、待ち行列が複数つながった待ち行列ネットワークとしてモデル化出来ます。それで、何とか待ち行列ネットワークについて勉強しようとしているのですが、よい教科書が見つかりません。(よい教科書と言っても、今の私にとってのよい教科書です。今の私…

「サイバネティックス」という本の「序章」(まとめ)

上位エントリ:サイバネティックス 先行エントリ:「サイバネティックス」という本の「序章」(8) 「『サイバネティックス』という本の「序章」(1)」から「『サイバネティックス』という本の「序章」(8)」まで序章を私なりに読み込んで来ました。ここ…

アントーニーヌス・ピウス

マルクスの養父。マルクスの前のローマ皇帝。下の引用で「父」とあるのは彼のこと。 父からは、温和であることと熟慮の結果一旦決断したことはゆるぎなく守り通すこと。いわゆる名誉に関してむなしい虚栄心をいだかぬこと。 (神々からは)統治者、また父と…

マルクス・プルートゥス

「プルータス、おまえもか?」で有名なブルートゥス。カエサルを暗殺した一人。 私の兄弟セウェールスからは、家族への愛、真理への愛。正義への愛。また彼を通してトラセアス、ヘルウィディウス、カトー、ディオーン、プルートゥスを知ったこと。 (「自省…

ディオーン

古代ギリシアのシュラクサイの政治家。哲学者プラトンの友人。シュラクサイの僭主ディオニュシオス2世に対して反乱を企てるが失敗し、殺される。 私の兄弟セウェールスからは、家族への愛、真理への愛。正義への愛。また彼を通してトラセアス、ヘルウィディ…

上位エントリ:マルクス・アウレーリウスの「自省録」に登場する人名

G/G/mにおける待ち時間の近似式の導出

上位エントリー:待ち行列理論の私的総論 G/G/mの待ち行列における待ち時間の近似式は、 ただし :キューでの待ち時間 :ジョブの到着間隔の変動係数。(変動係数とは、標準偏差/平均 のこと) :装置処理時間の変動係数 :M/M/mにおけるキューで…

ふたたびハドリアヌス

昨日、マルクス・アウレリウスの自省録のことを書いたあと、自省録の第1章にハドリアヌスが登場しないことの意味をあれこれ考えていた。自省録の第1章は、さまざまな人との出会いを挙げ、それに対して感謝している章であるが、ここには、自分を養孫にし、…

自省録

自省録 (岩波文庫)作者: マルクスアウレーリウス,神谷美恵子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/02/16メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 118回この商品を含むブログ (155件) を見る「ブッダの言葉」の次はローマ皇帝マルクス・アウレーリウスの自省録…

ブッダのことば

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)作者: 中村元出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1958/01/01メディア: 文庫購入: 23人 クリック: 170回この商品を含むブログ (136件) を見るこの[私の本棚]は、私の本棚に並んでいる順番に本を紹介していく(何がし…

「サイバネティックス」という本の「序章」(8)

上位エントリ:サイバネティックス 先行エントリ:「サイバネティックス」という本の「序章」(7) 序章の最後は、自動工場の実現可能性と、それによって大量の失業が発生し社会がより悪くなる可能性を危惧する文章が続いて、この長い序章は完了します。 今…

「サイバネティックス」という本の「序章」(7)

上位エントリ:サイバネティックス 先行エントリ:「サイバネティックス」という本の「序章」(6) 「サイバネティックス」という本の序章は紆余曲折しながら最後には、情報という(1948年当時では新しい)観点が心理学や社会科学にも影響を与えることを論…

「サイバネティックス」という本の「序章」(6)

上位エントリ:サイバネティックス 先行エントリ:「サイバネティックス」という本の「序章」(5) 序章で次に出てくる話題はパターン認識です。しかし時代が古いせいか「パターン認識」という言葉は出てこず、ゲシュタルトあるいは普遍的概念という言葉でそ…

ロードポートネックによるキャパシティ悪化の近似式のLP=nへの拡張

の場合について「ロードポートネックによるキャパシティ悪化の近似式のLP=3への拡張(1)」「ロードポートネックによるキャパシティ悪化の近似式のLP=3への拡張(2)」と同様の検討をすることにより という状態遷移図を得ることが出来ます。ここか…

ロードポートネックによるキャパシティ悪化の近似式のLP=3への拡張(2)

「ロードポートネックによるキャパシティ悪化の近似式のLP=3への拡張(1)」の続きです。今までの結果をまとめると以下のようになります。 (連続、連続)+短→(連続、連続) (連続、連続)+長→(連続、中断) (連続、中断)+短または長→(中断、…

ロードポートネックによるキャパシティ悪化の近似式のLP=3への拡張(1)

「ロードポートネックによるキャパシティ悪化の近似式」での議論はロードポート数が2の時に限定されていました。それをロードポート数が3の場合に拡張します。 まず、「CETが確率的に2値をとる場合のロードポートネック(1)」「CETが確率的に2値…

古代エジプトの物語

古代エジプトの物語 (現代教養文庫 835)作者: 矢島文夫出版社/メーカー: 社会思想社発売日: 1974メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見るこの本についてはAmazonで「くっきー」さんという方が以下のようにレビューを書かれていますが…

「サイバネティックス」という本の「序章」(5)

上位エントリ:サイバネティックス 先行エントリ:「サイバネティックス」という本の「序章」(4) 前回は、ウィーナーの元もとのグループはコンピュータ誕生に関わったグループとは別、ということを書きました。しかし、このグループがコンピュータ誕生と関…

小カトー(マルクス・ポルキウス・カトー・ウティケンシス)

ローマの政治家カエサルの政敵。カエサルに敗れ自殺する。 私の兄弟セウェールスからは、家族への愛、真理への愛。正義への愛。また彼を通してトラセアス、ヘルウィディウス、カトー、ディオーン、プルートゥスを知ったこと。 (「自省録」マルクス・アウレ…

トラセアス

ローマの元老院議員・ストア哲学者(66年死)。カトーを範とし、独立不羈の思想ゆえにネロに憎まれ、死を宣せられた。 「ユルスナール『ハドリアヌス帝の回想』の訳者多田智満子による注」より 私の兄弟セウェールスからは、家族への愛、真理への愛。正義…

クラウディウス・セウェールス

逍遥学派の哲学者。彼の息子はマルクスの次女ファディラと結婚した。「兄弟」と云うのは恐らく親愛の情をあらわす言葉として用いたのであろう。 私の兄弟セウェールスからは、家族への愛、真理への愛。正義への愛。また彼を通してトラセアス、ヘルウィディウ…

アテノドトゥス

フロントーの師 ドミティウスとアテノドトゥスについて伝えられているように自分の先生たちに関して心から善いことをいうこと。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)