2010-01-01から1年間の記事一覧

QNAに対する疑念再考

「QNAに対する疑問」についてもう一度、考えます。 「再生過程の重ね合わせの変動係数の計算について」で述べた再生過程を重ね合わせた過程の変動係数の計算式 ・・・・(2) ただし ・・・・(3) ・・・・(4) をどうやってWhitt教授は導き出したかですが、W…

ローマは1日にして滅びず(27)

「ローマは1日にして滅びず(26)」の続きです。 ホーエンシュタウフェンの一族が断絶したあと、西のローマ帝国はしばらくの間、実質的な皇帝が出現しませんでした。ドイツ諸侯が強力な皇帝の出現を嫌って、足を引っ張り合って有力者を皇帝に推薦しなかっ…

今年のブログのまとめ

1月 あけましておめでとうございます。 QSP第9章和訳(QSP:Quantitative System Performance) 腰を痛めてしまったことから、古代エジプト研究者の小橋さんを知る。 もうひとつブログを始めるが長続きせず。 QSP第9章を翻訳したところで投げ出す。かんば…

再生過程の重ね合わせの変動係数の計算について

Manufacturing Systems Modeling and Analysis Manufacturing Systems Modeling and Analysis作者: Guy L. Curry,Richard M. Feldman出版社/メーカー: Springer Berlin Heidelberg発売日: 2009/03メディア: ペーパーバック クリック: 3回この商品を含むブロ…

QNAに対する疑問

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敗走者ヨヴィアヌス

これは「背教者ユリアヌス」のもじり。 ユリアヌス亡き後、戦場に残った軍隊は次の皇帝を決めなければなりませんでした。ユリアヌスには親族もおらず、ユリアヌス自身が後継者を遺言していなかったため、軍隊内で合議して決めることになったのですが、その時…

浄められた夜

シェーンベルクの「浄められた夜」なのですが、困ったことにこういう演出に私は弱いのです。涙腺だだもれです。

背教者ユリアヌス(下)

背教者ユリアヌス (下) (中公文庫)作者: 辻邦生出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1975/02/10メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 13回この商品を含むブログ (14件) を見るここからは史実そのものが劇的なので、物語も盛り上がります。発端は、ペルシアと…

背教者ユリアヌス(中)

背教者ユリアヌス (中) (中公文庫)作者: 辻邦生出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1975/01/10メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 18回この商品を含むブログ (16件) を見る (中)では早々、ユリアヌスのプラトニックな恋人になる皇后エウセビアが登場し…

背教者ユリアヌス(上)

背教者ユリアヌス (上) (中公文庫)作者: 辻邦生出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1974/12/10メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 147回この商品を含むブログ (27件) を見る冒頭に、ホメロスのオデュッセイアの冒頭である かの人を我に語れ、ムーサよ と…

三島由紀夫おぼえがき

三島由紀夫おぼえがき (中公文庫)作者: 渋澤龍彦出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1986/11/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る 私は三島由紀夫のよい読者でもなく澁澤龍彦のよい読者でもないので、この本を正当…

書けない・・・・書きたい

「D/M/s待ち行列の平均待ち時間を求めて(2)」まで進みましたが、もう、この先に進めません。なぜ ・・・・(1) がなりたつのか、はたして ・・・・(2) と言えるのか、どうやったら言えるのか、いろいろ試したのですが、まったくうまく行きません。 目…

D/M/s待ち行列の平均待ち時間を求めて(2)

「D/M/s待ち行列の平均待ち時間を求めて(1)」の最後で、式(11) ・・・・(11) が成り立つかどうかを問題にしました。 これは実は成り立ちません。の場合がすでに反例になっています。M/D/1待ち行列では到着過程がポアソン過程なのでPASTAを…

毎朝の奇跡

私は太平洋側に住んでいるので、冬は基本的に晴れの天気です。 冬は日照時間が少なくなるので太陽が恋しくなります。油断していると何も出来ないまま、すぐに夜がやってきてしまう気がします。そして夜の間、太陽を恋しく思っていると、ちゃんと翌朝には日の…

D/M/s待ち行列の平均待ち時間を求めて(1)

さて「リー・ロントンの近似式を根拠づける試み(10)」でリー・ロントンの近似式 ・・・・(1) の根拠を示すことが出来ました。これで「Kingmanの近似式の拡張の導出についての考察」で証明することが宿題になっていた式(4)(ここでは番号を振り直して式(2…

ローマは1日にして滅びず(26)

しかし、このローマ帝国はかつての栄光を取り戻すことは出来ませんでした。法王側は皇帝権力の増大を怖れてイタリア、ドイツの各地に反乱をけしかけました。法王側には自前の軍隊はあまりありませんが、破門という強力な精神的武器がありました。とうとうフ…

ローマは1日にして滅びず(25)

1229年 フリードリヒ2世 エルサレム王位戴冠 フリードリヒ2世は天才でした。話すだけなら9ヶ国語、読み書き両方ならば7ヶ国語が出来たそうです。もともと両シチリア王国はイタリア人とともにギリシア人、アラブ人が共存する国でした。そういう背景もあっ…

ローマは1日にして滅びず(24)

フリードリヒ2世 = フェデリーコ2世 ホーエンシュタウフェン王朝最後の大帝のことを、我が国では通常フリードリヒ二世とドイツ読みで呼ぶ。だがこの皇帝はイタリアで生まれ育ち、イタリア語で話し詩作し、イタリアを愛し、イタリアの歴史を動かし、生涯の…

紅葉の終わり

伊勢の紅葉もそろそろ終りになりそうです。 紅葉というより黄葉ですね 落石注意の看板 子供たちが川に石を投げていました。その両親と思われる人たちもいます。 突然、平和が続いて欲しい、と強く思いました。

ローマは1日にして滅びず(23)

「ローマは1日にして滅びず(22)」の続きです。 西のローマ帝国でカノッサの屈辱の次にやってくるのは十字軍です。第1回十字軍(1096〜99年)の時には、カノッサの屈辱の当事者のひとり皇帝ハインリヒ4世はまだ生きていました。しかし、彼は十字…

リー・ロントンの近似式を根拠づける試み(10)

「リー・ロントンの近似式を根拠づける試み(9)」の続きです。 ここまでくれば、あとは簡単です。 ・・・・(3) でした。まず つまり ・・・・(4) です。ところで装置が全部空いていない確率は(全部といっても装置は1台なので)です。ということは、 つま…

千葉みなと 海浜幕張

もう一週間前のことですが、12月2日、3日は仕事で幕張メッセに、かよっておりました。 宿は千葉みなと そして海浜幕張。この時は快晴。なのに3日朝は大雨と風で京葉線がストップして大変なことになった。 う〜ん、都会のテイスト 幕張メッセ。48歳ぐ…

紅葉にかこつけた妄想

11月23日は勤労感謝の日で休日でした。その日の午後、私は思い立って五十鈴川の上流へ行ったら美しい紅葉が見れるんじゃなかろうかと、自転車に乗ってそちらに向かいました。もう4時頃だったと思います。すでに山あいでは日の光が薄らいでいました。で…

第4章終了

Manufacturing Systems Modeling and Analysis Manufacturing Systems Modeling and Analysis作者: Guy L. Curry,Richard M. Feldman出版社/メーカー: Springer Verlag発売日: 2009/03/01メディア: ハードカバー クリック: 19回この商品を含むブログ (14件) …

お誕生日

昨日はわたくしの51歳の誕生日でした。 ネットからもお祝いの言葉を頂き、妻からもお祝いメールが携帯に入っていて、うれしかったです。 ところが・・・・。今日が誕生日だということを会社のある人に言ったところ、「じゃあ、海老蔵さんと同じ誕生日なん…

横浜の富士山

またしても、横浜の坂を堪能していました。よく晴れた、この季節にしては暖かい土曜日、家内と息子と歩いた道で、私が見つけた富士山です。 息子が「よし、撮ろう」と言って、撮ってくれました。 一年以上前に息子とみた富士山を思い出しました(旅)。

楽しく飲んでしゃべって食べて・・・

ついに行ってきました、りんた店長(id:rinta6u)のお店、Bar 徒(いたずら)企画。 ウェブに説明されていた道順が「渋谷センター街を突き当たりまで歩く」となっていたので二十数年ぶりにセンター街を歩くことになりました、「おじさん、浮いてる」感をヒシヒ…

リー・ロントンの近似式を根拠づける試み(9)

「リー・ロントンの近似式を根拠づける試み(8)」の最後では、2台の装置の処理開始時刻がちょうどズレている、という仮定が不自然であることを述べました。しかし、2台の装置の処理開始時刻がちょうどズレていなくても実は、2台の装置の処理開始時刻が…

リー・ロントンの近似式を根拠づける試み(8)

「リー・ロントンの近似式を根拠づける試み(7) 」では、M/D/2待ち行列について、装置が2台とも空いていないと仮定した時には、処理時間のM/D/2待ち行列と処理時間のM/D/1待ち行列の振舞いが等価である、と考えました。このことはどう考え…

リー・ロントンの近似式を根拠づける試み(7)

「リー・ロントンの近似式を根拠づける試み(6)」の続きです。 次に考えたのは、M/D/2に限定して、しかも2台の装置ともに連続して処理中であって、さらに、この2台の装置の処理開始時刻がちょうどだけズレている状況です。つまりガントチャートで書…