2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

刺激になるグーグル話。

id:aki1770さんのブログ「合同会社翻訳オフィス駒田」のエントリー「グーグルとクラウド(雲)の叡知 - BusinessWeek」が(私には)とてもおもしろい。 全文は上のリンクで見て頂くとして、特に気に入った部分を紹介します。 グーグルで成功するためには、と…

M/M/2における待ち時間の式

上位エントリ:M/M/mにおける待ち時間の式の導出(1) なぜかM/M/2で検索をして私のブログにくる人が多いようなので、M/M/2の待ち行列における待ち時間の式をここに示します。 ・・・・・・(1) ただし、 :キューでの待ち時間 は装置の利…

ブログを書いて一年

一年前の今日、ブログを書き始めました。何とか一年の間、毎日ブログを書き続けることが出来ました。 これに伴って私のまわりの現実の世界が少し変わったかというと、実はそれほど変わってはいません。仕事の環境は若干変わりましたが、それをここで述べるこ…

印欧語の故郷を探る

印欧語の故郷を探る (岩波新書)作者: 風間喜代三出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1993/02/22メディア: 新書購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (9件) を見るこの本も好きな本です。一つは、ナチス台頭期の比較言語学界の様子が書かれていること…

「サイバネティックス」という本の「序章」(2)

上位エントリ:サイバネティックス 先行エントリ:[「サイバネティックス」という本の「序章」(1) 引き続き「サイバネティックス」という本の「序章」の内容を紹介します。 次に書かれているのは、第二次世界大戦中に戦時研究を行ったことです。研究課題は…

M/M/1における待ち時間の式の導出(3)

ここでは、M/G/1待ち行列での考察をなぞる方法を紹介します。 ロットが到着した時に装置が他のロットを処理中かどうかということを考えます。到着間隔が指数分布、つまりデタラメに到着する、ということから、ロットが到着した時に装置が処理中である確…

M/M/1における待ち時間の式の導出(2)

ここでは、M/M/m待ち行列での考察をなぞる方法を紹介します。 到着時間の間隔が指数分布であり、処理時間が指数分布であることから、任意の時刻からの間にロットが到着する確率や、装置の処理が終了する確率は常に一定です(記憶なし特性)。平均処理時…

「サイバネティックス」という本の「序章」(1)

上位エントリ:サイバネティックス ここでは、「サイバネティックス」という本の「序章」の内容を紹介します。序章はこの文章から始まります。 この書物は、当時ハーバード大学医学部に在職し、現在はメキシコの国立心臓医学研究所(Instituto Noacional de …

M/M/1における待ち時間の式の導出(1)

M/M/1の待ち行列における待ち時間の式は、 ただし :キューでの待ち時間 :装置の利用率 :装置の平均処理時間 導出方法 M/M/1待ち行列は、M/M/m待ち行列の特殊な場合(m=1)であるとしても、M/G/1待ち行列の特殊な場合(処理時間がM)…

ネーロー

暴君として有名なローマ皇帝ネロのこと。 衝動の糸にあやつられることは野獣や女のような男やパラリスやネーローでもやる。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)

パラリス

紀元前約6世紀頃のシシリアの暴君 衝動の糸にあやつられることは野獣や女のような男やパラリスやネーローでもやる。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)

ソークラテース

有名なソクラテス デーモクリトスは虱に殺され、ソークラテースは他の害虫に殺された。 そのダイモーンは個人的な衝動をすべて自分の配下におき、もろもろの思念を検討し、ソークラテースのいったように、感覚的な誘惑をのがれて、神々の支配の下に身をおき…

デーモクリトス

紀元前5世紀のギリシアの哲学者。原子論を唱える。 デーモクリトスは虱に殺され、ソークラテースは他の害虫に殺された。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)

ヘーラクレイトス

紀元前約500年のギリシアの哲学者。「万物は流転する」という言葉で有名。 ヘーラクレイトスは宇宙の最後の燃焼についてあれほど多くの研究をなしたが、結局体の中に水が一杯たまり、牛の糞にまみれて死んだ。 つねにヘーラクレイトスの言葉をおぼえてい…

カーイウス・カエサル

ユリウス・カエサルのこと。彼の名前はガイウス・ユリウス・カエサルのはずだが、この本にはカーイウスと書いてあるのはガーイウスの間違いか? 皇帝アレクサンドロスや英雄ポンペーイウスや皇帝カーイウス・カエサル等はいくたびも都市全体を殲滅させ、幾万…

ポンペーイウス

グナエウス・ポンペイウス・マグヌス。ローマの将軍。政治家。大ポンペイウスとも呼ばれる。 皇帝アレクサンドロスや英雄ポンペーイウスや皇帝カーイウス・カエサル等はいくたびも都市全体を殲滅させ、幾万もの騎兵や歩兵をこなごなに切りまくったが、彼らも…

アレクサンドロス

アレキサンダー大王のこと 皇帝アレクサンドロスや英雄ポンペーイウスや皇帝カーイウス・カエサル等はいくたびも都市全体を殲滅させ、幾万もの騎兵や歩兵をこなごなに切りまくったが、彼らもまたいつの日にか人生から去って行った。 マケドニアのアレクサン…

上位エントリ:マルクス・アウレーリウスの「自省録」に登場する人名

M/G/1における待ち時間の式の導出(2)

「M/G/1における待ち時間の式の導出(1)」の続きです。前回から持ち越された課題は装置の処理の残り時間の平均値を求めることでした。処理時間はG、すなわち一般分布の確率変数です。これがある時だったとしましょう。そうすると、この処理時間を使…

M/G/1における待ち時間の式の導出(1)

M/G/1の待ち行列における待ち時間の式は、 ただし :キューでの待ち時間 :装置処理時間の変動係数 :装置の利用率 :装置の平均処理時間 導出方法 「M/M/mにおける待ち時間の式の導出(3)」でM/M/mにおける待ち時間の式を導出出来たので、…

クリティカル・チェーン

クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?作者: エリヤフゴールドラット,三本木亮出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2003/10/31メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 142回この商品を含むブログ (117件) …

チェンジ・ザ・ルール

チェンジ・ザ・ルール!作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2002/10/11メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 56回この商品を含むブログ (86件) を見る一連のゴールドラット、TOCものの第3弾です。シリーズ…

M/M/mにおける待ち時間の式の導出(3)

これは「M/M/mにおける待ち時間の式の導出(2)」の続きです。 M/M/mにおける待ち時間の式の導出(2)では、定常状態での各状態の確率が求まりました。ここから、待ち行列に並んでいるロットの数の平均、すなわち行列の長さの平均を求めることが…

M/M/mにおける待ち時間の式の導出(2)

これは「M/M/mにおける待ち時間の式の導出(1)」の続きです。 今度は、状態1と状態2の関係を考えてみます。同様に式(2)と(3)を用いると下図のような結果になります。(状態2ではロットを処理している装置が2台なので、式(2)でになることに…

M/M/mにおける待ち時間の式の導出(1)

M/M/mの待ち行列における待ち時間の式は、 ・・・・・・(1) :キューでの待ち時間 :装置の利用率 :装置台数 :装置の平均処理時間 ここには台の装置が全て空いている確率を表し、 導出方法 自分の勉強を兼ねて式(1)の導出方法を記していきます…

待ち行列理論の私的総論

半導体前工程工場(ファブ)の挙動をモデル化し、それを工場の生産性向上に役立てないか考えている私ですが、その一環として待ち行列理論を勉強しています。 私のような初学者がいつも疑問に思っていながら、待ち行列理論の本にはっきり書いていないと思われ…

ヒッポクラテース

西洋医学の祖と仰がれるギリシア最大の医者。コース島に紀元前約450年に生まる。 ヒッポクラテースは多数の病人を癒してから、自分自身もわずらって死んだ。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)

アレクサンドロス

プリュギア生まれの文法学者でホメーロスの註解を書いた。修辞学者アリスティデースは彼の葬弔演説をしている。 文法学者アレクサンドロスからは、口やかましくせぬこと。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)

セクストゥス

カイローネイアのストア派哲学者、プルータルコスの甥。 セクストゥスからは、親切であること。(中略)てらいのない威厳。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)

アポローニウス

ストア派哲学者。 アポローニウスからは、独立心を持つことと絶対に僥倖をたのまぬこと。たとえ一瞬間でも、理性以外の何物にもたよらぬこと。 (神々からは)アポローニウス、ルスティクス、マクシムスを知ったこと。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス…