2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧
「1.2.1.単一サービス・センター」の続きです。 1.2.2.複数サービス・センター 今日のコンピュータ・システムを、図1.1のモデルを用いるために必要であった2つのパラメータで特徴づけることは想像しづらいことである。(しかし、実際、これは1960年代の…
自分のための記録として。 これは歴史的なことだ。
アレクサンドリア図書館にまつわる話の最後を飾る悲劇的人物ヒュパティアのことをそのうちに書きたいので、その前に大図書館とセラペイオンの関係を明確にしておきたい。そのためのメモ。 知識の灯台―古代アレクサンドリア図書館の物語作者: デレクフラワー,…
「1.2. 待ち行列ネットワーク・モデルとは何か?」の続きです。 1.2.1.単一サービス・センター 図1.1は単一サービス・センターを示している。客はサービス・センターに到着し、必要ならばキューで待ち、サーバからサービスを受け、出発する。実際、このサ…
「1.1. 導入」の続きです。 1.2. 待ち行列ネットワーク・モデルとは何か? 待ち行列ネットワーク・モデル化はこの本の特有の主題であるが、これは、解析的に評価される待ち行列のネットワークとしてコンピュータ・システムを表現する、コンピュータ・システ…
「第1章 待ち行列ネットワーク・モデル化の概要:Quantitative System Performance」の続きです。 1.1. 導入 今日のコンピュータ・システムは数年前のコンピュータに比べてさえも、より複雑でより迅速に発展し、ビジネスの実行により必須になっている。その…
1.1. 導入 1.2. 待ち行列ネットワーク・モデルとは何か? 1.2.1.単一サービス・センター 1.2.2.複数サービス・センター 1.3. 待ち行列ネットワーク・モデルの定義、パラメータ値決定、評価 1.3.1.定義 1.3.2.パラメータ値決定 1.3.3.評価 1.4. なぜ待ち行列…
「パートV.展望:Quantitative System Performance」の続きです。 VI.附録 4つの附録はこの本の本体から省略した詳細情報を含んでいる。 第17章は特定のシステム(IBMのMVS)と特定のモニタリング・ツール(RMF)に基づく例を用いて待ち行列…
「パートIV.パラメータ値決定:Quantitative System Performance」の続きです。 V.展望 我々は、待ち行列ネットワーク・モデルを用いたコンピュータ・システム解析の一般的概観(パートI)と、分離可能ネットワークを評価するために使用するアルゴリズム…
「パートIII.特定サブシステムの表現」の続きです。 パートIV.パラメータ値決定 パートIIとIIIで我々は待ち行列ネットワーク・モデルの定義と評価について広範囲に検討してきた。ここパートIVで我々はこれらのモデルのパラメータ値決定について検討する。…
「パートII.一般的な解析的テクニック」の続きです。 パートIII.特定サブシステムの表現 成功した多くのモデル化スタディはパートIIで説明したテクニックを越えて冒険することなしに実行された。言い換えれば、これらのスタディで考慮されたシステム特性は…
「I.準備」の続きです。 パートII.一般的な解析的テクニック この本のパートIIは分離可能待ち行列ネットワークの評価を評価するためのアルゴリズムについて検討する。待ち行列ネットワーク・モデルを「評価する」ことは負荷強度やサービス要求時間のよう…
この本Quantitative System Performanceについては「こんなサイトを見つけた――待ち行列ネットワーク・モデルを用いたコンピュータ・システムの解析」を参照して下さい。 パートI.準備 この本のこの最初のパートは定量的なシステム性能に関する我々の研究の…
樺山紘一の「地中海――人と町の肖像」 地中海―人と町の肖像 (岩波新書)作者: 樺山紘一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/05/19メディア: 新書 クリック: 13回この商品を含むブログ (25件) を見る という本を読んでいるが、なかなかおもしろい。特に第2…
この本はコンピュータ・システムの性能解析者のために書かれた。その目標は解析者たちに、自分の仕事において、コンピュータ・システムの生涯の全体に渡って起こるコストと性能の質問に答えることを助けるためのツールとして、待ち行列ネットワーク・モデル…
目次 前書き I.準備 1.待ち行列ネットワーク・モデル化の概要 2.モデル化スタディの実行 3.基本法則 4.待ち行列ネットワーク・モデルの入力と出力 II.一般的な解析的テクニック 5.性能の限界 6.ひとつのジョブ・クラスを持つモデル 7.複数…
Quantitative System Performance; Computer System Analysis Using Queueing Network Models;Edward D. Lazowska, John Zahorjan, G. Scott Graham, Kenneth C. Sevcik(定量的システム性能。待ち行列ネットワーク・モデルを用いたコンピュータ・システムの…
2011/10/27記:このエントリーの記述は間違っていたため削除しました。http://d.hatena.ne.jp/CUSCUS/20090818#p1参照。
2011/10/27記:このエントリーの記述は間違っていたため削除しました。http://d.hatena.ne.jp/CUSCUS/20090818#p1参照。
星空はこちらをご覧下さい→AstroArts この時期にしか見えないのが、今、南の水平線上にみえるさいだん座。この星座にまつわる話は通常知られていません。でも、帝政ローマ初期の占星術師マルクス・マニリウスのアストロノミカという本には、こんな話が載って…
2011/10/27記:このエントリーの記述は間違っていたため削除しました。http://d.hatena.ne.jp/CUSCUS/20090818#p1参照。
今度はM/D/1待ち行列におけるジョブのサイクルタイムの変動係数を求めてみます。 「M/D/1の定常状態分布の近似式」の式(40)で示したように、M/D/1の定常状態分布を以下の式で近似します。 ・・・・・(1) ただし 到着時にシステムにジ…
海辺のカフカ (下) (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/02/28メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 124回この商品を含むブログ (720件) を見る 読み終わりました。いくつか残念なことがありました。 まず、ナタカさんと主人公のカ…
今度はD/M/1待ち行列におけるジョブのサイクルタイムの変動係数を求めてみます。 「D/M/1待ち行列の到着時刻状態分布(2)」の式(14)(ここでは番号を振り直して式(1)とします)が示すようにジョブが待ち行列システムに到着した時、このシ…
この日に何を考えるべきか、が、年々分からなくなってくる。こんな声が聞こえてくる。 怒りは復た喜ぶべく、慍りは復た悦ぶべきも、亡国は復た存すべからず、死者は復た生くべからず。 孫子 おだやかな朝。
海辺のカフカ (上) (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/03/01メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 1,037回この商品を含むブログ (961件) を見る 他の方々のブログを見て、自分は小説を読んでいないなあ、と感じることが多かったの…
これから、いろいろな待ち行列におけるジョブのサイクルタイムの変動係数を求めたいと思います。「待ち行列理論の私的総論」ではいろいろな待ち行列の平均を示しましたが、その変動係数までは言及していなかったからです。 まずは一番簡単なM/M/1待ち行…
私は「短寿命市場環境と短サイクルタイム(4)」で、このようなことを書いていました。 一方、Factory Physicsの立場からは「スループットの減少をなるべく少なくしながらWIPを減らす方策は何か?」という問いにはどう答えるだろうか? 思いつくのは、ス…
「工程間バッファ容量(2)」の続きです。 今までは、工程間バッファが満杯の時は最初の装置にはジョブは入ってこない、というルールを前提にしてきました。 図2 しかし、現実には次のような別のルールも考えられます。つまり、 工程間バッファが満杯の時…
「工程間バッファ容量(1)」の続きです。 「工程間バッファ容量(1)」では、有限の大きさの工程間バッファが、2工程のCONWIPでモデル化出来ることを述べましたが、あまり精密に述べませんでした。ここで補足をします。 例としてジョブ4個のCONWIPを考…