2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

紫禁城の黄昏 完訳版(その2)

紫禁城の黄昏―完訳 (上)作者: R.F.ジョンストン,渡部昇一,中山理出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2005/03/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 12回この商品を含むブログ (14件) を見る この本を読んでいて、当時の日本人が今の中国東北部を侵略してもそ…

証明:Cの証明

(6) ・・・・・(6) でとして ここで ・・・・・(5) を用いれば ここで部品は存在しないことを考えれば ・・・・・(a-1) 同様に(6') ・・・・・(6') でとして、途中で(5') ・・・・・(5') を用いれば つまり ・・・・・(a-2) よって ・・・・・(a-3) (7) ・・…

証明:大枠

「MitraとMitrani 1990年のかんばん方式に関する研究(2)」で保留にした証明をここで考えてみます。 ・・・・・(5) ・・・・・(6) ・・・・・(7) ・・・・・(5') ・・・・・(6') ・・・・・(9) 証明したいのは、 (定理1) (5)(6)(7)(5')(6')(9)が成り立…

石原莞爾

石原莞爾 (中公文庫)作者: 青江舜二郎出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1992/07/01メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る 満洲事変とか満洲国というのは私にとって長年の謎です。ここにはまだ解明されていないことがいろいろあ…

MitraとMitrani 1990年のかんばん方式に関する研究(2)

「MitraとMitrani 1990年のかんばん方式に関する研究(1)」の続きです。 この生産指示かんばんモデルと同じ条件のもとで、工程がかんばんの代わりに個のbuffer(加工中を含む)をもつ通常の工程直列生産ラインを考える。工程の加工が完了したとき、後工程…

MitraとMitrani 1990年のかんばん方式に関する研究(1)

MitraとMitraniによる1990年のかんばん方式に関する研究成果の概要が、大野勝久氏のJIT生産システム(オペレーションズ・リサーチ――経営の科学 1998年5月号 所収)の3.定量引き取りかんばん方式に説明されています。 Mitra and Mitrani [*1, *2]は、工程が…

外注かんばん

大野勝久氏のJIT生産システム(オペレーションズ・リサーチ――経営の科学 1998年5月号 所収)では、もうひとつ外注かんばんというのが登場します。 また引き取りかんばんは、前工程が外注工場の場合、特に外注かんばんと呼ばれている。外注かんばんの場合、引…

紫禁城の黄昏 完訳版

紫禁城の黄昏―完訳 (上)作者: R.F.ジョンストン,渡部昇一,中山理出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2005/03/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 12回この商品を含むブログ (14件) を見る 紫禁城の黄昏―完訳 (下)作者: R.F.ジョンストン,渡部昇一,中山理出…

ファウスト ゲーテ

ファウスト(一) (新潮文庫)作者: ゲーテ,高橋義孝出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1967/11/28メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 36回この商品を含むブログ (49件) を見る ファウスト(二) (新潮文庫)作者: ゲーテ,高橋義孝出版社/メーカー: 新潮社発売日…

生産指示かんばんと引き取りかんばん

大野勝久氏のJIT生産システム(オペレーションズ・リサーチ――経営の科学 1998年5月号 所収)を読んでいたところ、かんばん方式の概要が載っていて勉強になりました。そこの部分を私の感想を交えてご紹介したいです。これを読むまで私が知らなかったのは、か…

もうひとつブログを始めました。

もうひとつブログ(?)を少し前から始めています。こちらは工場運用に特化しています。 サイクルタイムはより短く、スループットはより多く よろしく

Quantitative System Performance和訳結果(第9章まで)

昨年8月22日からQuantitative System Performanceの和訳をアップしてきましたが、「第9章 メモリ」の和訳が完了したことで、私の主要目的は達成しました。ひとまず、ここまでで和訳の活動をストップします。今までの和訳結果は、下記目次から開くことが…

9.9.演習:Quantitative System Performance

「9.8.参考文献」の続きです。(目次はこちら) 9.9.演習1. セクション9.2の例で、3つのクラスの観測された平均マルチプログラミング・レベルは2.60と0.40と1.75であるが、他に使用可能な情報がなかったとしよう(つまり、マルチプログラミングの割合の実…

エジプト熱、発病中

あいかわらず古代エジプトぼけ、です。 ネットをさまよっていると私なんか、ほんの初学者ですね。のめり込んじゃっている人がいっぱいいます。外国の古代エジプト関連サイトを見て勉強している人も多そうですね。あの象形文字(ヒエログリフ)も読める人がい…

アニのパピルス――復活の書

1月10日に ジェト柱とアンクの象徴について――小橋 隆宗氏 を見つけて以来、私の古代エジプト熱はさめません。心の中がざわざわしているのを感じます。ネットをさまよっているうちにアニのパピルスの写真を見つけました。横にずずずーーーーーーーーーーー…

9.8.参考文献:Quantitative System Performance

「9.7.まとめ」の続きです。(目次はこちら) 9.8.参考文献 スループットはマルチプログラミング・レベルについて凸であるという事実の意味についてはDowdyとGordonとAgre [Dowdy他 1979]によって言及された。 Brandwajn [1974]は最初に分割法を用いて単一ク…

9.7.まとめ:Quantitative System Performance

「9.6.2.3.モデルの使用法」の続きです。(目次はこちら) 9.7.まとめ メモリとその管理は大きく2つの仕方でコンピュータ・システムの性能に影響を与える。メモリ制約の存在はシステムのマルチプログラミング・レベルに、よってスループットに限界を課す可…

9.6.2.3.モデルの使用法:Quantitative System Performance

「9.6.2.2.待ち行列ネットワーク・モデル」の続きです。(目次はこちら) 9.6.2.3.モデルの使用法 このセクションではモデルの使用法を少し詳しく示す。表9.7はベンチマークで測定された若干の特性を示す。 平均会話 0.74 CPU秒 158 ページ・フォール…

9.6.2.2.待ち行列ネットワーク・モデル:Quantitative System Performance

「9.6.2.1.システムの要点」の続きです。(目次はこちら) 9.6.2.2.待ち行列ネットワーク・モデル スタディ対象の構成は小さなもので、512KBのメモリと、スワッピングやページングやファイル動作に用いる1台のディスクである。作業負荷は1つのバッチ・ジョ…

月読宮(つきよみのみや)

伊勢神宮内宮の別宮である月読宮に行ってきました(これとは別に外宮の別宮である月夜見宮(やはり「つきよみのみや」と呼ぶ)が別の場所に鎮座しています)。正月なので参拝客はいつもより多かったです。(写真には誰も写っていませんが・・・。) ご祭神は…

狒々について思い出すこと

古代エジプトの神界と狒々の関係について思い出すことは、深層心理学者ユングの自伝に出てくる彼のウガンダでの体験の記述です。 この地方の日の出は、日々新たに私を圧倒する出来事であった。(中略) 私のいる場所の近くに大きな狒々の住む高い懸崖があっ…

ちょっとだけ説明

上のエントリーに関してちょっとだけ説明を・・・・・。 イシス女神 ネフティス女神 ふたりは姉妹です。 ふたりが乗っている台座は「金(黄金)」を表す象形文字です。これは、ふたりが金のように永遠不変であることを示しているのでしょう。 アンク。 生命…

日の出、再生

昨日見つけた ジェト柱とアンクの象徴について――小橋 隆宗氏 は、古代エジプト神話―宗教思想、に関するすばらしい解説のサイトでした。私はそれを読んですっかり古代エジプトの夢想に没入してしまいました。 このサイトのテーマは、下に示す絵を解釈すること…

腰を痛めてしまった・・・・イテテッ!

けさ、朝食後に立ち上がろうとしたら腰に「イタタッ」と来て、腰を痛めてしまいました。10年ぐらい前にコタツを一人で移動させようとして腰痛になって以来、潜在的な腰痛持ちではありました。ですから、重い物を持ち上げる際は気をつけていたのですが・・…

9.6.2.1.システムの要点:Quantitative System Performance

「9.6.2.VAX/VMSのモデル」の続きです。(目次はこちら) 9.6.2.1.システムの要点 上述のように、VMSにおけるメモリ管理はスワッピングとページングとページ・フレームの共用キャッシュを通して遂行される。 物理的メモリ要求量、滞在セット・サイズ、は…

9.6.2.VAX/VMSのモデル:Quantitative System Performance

「9.6.1.初期IBM仮想メモリ・システムの単純モデル(2)」の続きです。(目次はこちら) 9.6.2.VAX/VMSのモデル このセクションはDigital Equipment CorporationのVAX/VMSシステムの待ち行列ネットワーク・モデルを提示する。VMSのメモリ管理はスワッ…

9.6.1.初期IBM仮想メモリ・システムの単純モデル(2):Quantitative System Performance

「9.6.1.初期IBM仮想メモリ・システムの単純モデル(1)」の続きです。(目次はこちら) ひどいメモリ競合の影響を削減する試みにおいて構成の2つの変更が考慮されていた。ページング・ディスクをドラムにアップグレードすることとメモリの追加である。…

9.6.1.初期IBM仮想メモリ・システムの単純モデル(1):Quantitative System Performance

「9.6.ケーススタディ」の続きです。(目次はこちら) 9.6.1.初期IBM仮想メモリ・システムの単純モデル このスタディは待ち行列ネットワーク・モデルを用いたコンピュータ・システム解析の初期の頃から来ている。それが実行された時代では、分離可能待ち…

9.6.ケーススタディ:Quantitative System Performance

「9.5.ページング(2)」の続きです。(目次はこちら) 9.6.ケーススタディ このセクションでは、仮想メモリ・システムのメモリ・サブシステムの改造の効果を調査するために待ち行列ネットワーク・モデルが用いられた2つの成功したケーススタディを考察す…

9.5.ページング(2):Quantitative System Performance

「9.5.ページング(1)」の続きです。(目次はこちら) 1回のページ・フォールトを処理するのに平均12.5msecのページング・ディスクの処理が必要であることを我々が知っているとしよう。すると、平均で個々のジョブはページング・ディスク上で秒の処理要求…