2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

記憶と学習について

学習と記憶は密接な関係がある。ノーバート・ウィーナーは1948年の「サイバネティックス」において人間の記憶の仕組みと、機械(=この場合はコンピュータ)が学習能力を持つかどうかについて議論を展開している。なお、この頃、ウィーナーはマカロックやピ…

マカロック・ピッツのモデル(3)

マカロック・ピッツのモデルはニューロンの動作を単純化し過ぎている、という批判があるかもしれない。しかし、このモデルで記述されたニューロンを組み合わせると、通常の論理式は全て表現可能であることをマカロックとピッツの論文「神経活動に内在する観…

マカロック・ピッツのモデル(2)

「マカロック・ピッツのモデル(1)」では、マカロック・ピッツのモデルと実際のニューロンとの対応関係を示していなかったのでここで示す。 下図はニューロンの模式図(Wikipediaの「神経細胞」より)である。 図1 ニューロンが発する電気信号は図の軸索…

マカロック・ピッツのモデル(1)

マカロックとピッツが1943年に「神経活動に内在する観念の論理計算(A Logical Calculus of the Ideas Immanent in Nervous Activity)」で提案したニューロン(=神経細胞)の数学的な動作モデルは、以下のようなものである。 図1 図のようにニューロンを入…

メモ:ヴァネヴァー・ブッシュのアナログ計算機

ブッシュの計算機研究者としての成果の最たるものは、1934年、アメリカ軍のために設計を始めた、極秘の100トンもあるアナログ計算機で、1942年、アバディーン試験場に納入された。中には長さ300km以上の電線があり、150個の電動モーターがあった――2000本の真…

ジョージ・スティビッツ

今もまだコンピュータが誕生した頃のことを調べていますが、そうするとまた別の人物が登場してきました。ジョージ・スティビッツです。結局、デジタルコンピュータは誰が発明したのかという質問は、調べれば調べるほどわけが分からなくなります。コンピュー…