2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「10.4.1. コントローラ」の続きです。(目次はこちら) 10.4.2. ストリングのヘッド 若干のアーキテクチャはさらに1つのパス要素を導入している。すなわち、ディスクの集合はストリングを構成している。これはストリングのヘッド(hos: head of string)を…
「10.4. パス要素の追加」の続きです。(目次はこちら) 10.4.1. コントローラ 図10.3はCPUとディスクの間のパス上のコントローラの介在を示している。いくつかのコントローラが1つのチャネルにつながっており、いくつかのディスクが1つのコントロ…
「10.3.RPS I/Oサブシステムにおけるチャネル競合(2)」の続きです。(目次はこちら) 10.4. パス要素の追加 CPUと今日のI/Oサブシステム内のディスクの間のパスはチャネルに加えていくつかの要素を含んでいる。実効ディスク・サービス要求時…
ニュースで中国製毒ギョーザ事件の容疑者逮捕の話を聞いたが、犯人が分かっても、それが臨時工(日本でいう「派遣」のようなものか)といわれる人で、労働待遇の不満によるものと聞かされると、複雑な気持になってしまう。テレビで出てきた写真を見ると容疑…
「10.3.RPS I/Oサブシステムにおけるチャネル競合(1)」の続きです。(目次はこちら) これらの稼動率はモデルが一旦評価された時のみ分かるので、我々はアルゴリズム10.2に示すような繰返し形式を採用する。 1. I/Oサブシステムがディスク…
「[10.2.非RPS I/Oサブシステムにおけるチャネル競合(3)」の続きです。(目次はこちら) 10.3.RPS I/Oサブシステムにおけるチャネル競合 回転位置センシング(RPS:rotational position sensing)は、ディスクが互いと独立にそしてチャネ…
「10.2.非RPS I/Oサブシステムにおけるチャネル競合(2)」の続きです。(目次はこちら) 例として、平均マルチプログラミング・レベルが10であり、ジョブの平均総サービス要求時間が15秒であるようなCPUと、1個のチャネルと5つの負荷が等し…
「10.2.非RPS I/Oサブシステムにおけるチャネル競合(1)」の続きです。(目次はこちら) 我々は、ディスクに関係する要求毎の、チャネルへのアクセスを待つ時間、 を見積らなければならない。平均値解析の精神で、これをディスクに関係する1要求の…
「10.1.導入(2)」の続きです。(目次はこちら) 10.2. 非RPS I/Oサブシステムにおけるチャネル競合 このセクションでは回転位置センシング(RPS:rotational position sensing)を実行しないディスクを持つI/Oサブシステムにおけるチャネル競…
アンダーグラウンド (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/02/03メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 69回この商品を含むブログ (217件) を見る この時期に出すのはどうかなあ、と思いながら、でも、もう何ヶ月もこの本について書…
これは、昨日、私のもうひとつのブログ「サイクルタイムはより短く、スループットはより多く」に載せた記事です。 ☆でも、ボトルネックがあちこち動くんです。 「☆ボトルネックに注力せよ(その5)」ではDBR手法というものをご紹介しました。これは、ボ…
「忘れていた」で予告したように、「第9章 メモリ」をMy Open Archiveにアップしました。誰かは見てくれるだろう。それが誰か知らないけど・・・・。でも、興味を持つ人はどこかにいるはず。 Upload by MyOpenArchive
「10.1. 導入(1)」の続きです。(目次はこちら) どのようにしてそれは単純なモデルが正当化出来るものであるのだろうか? 単純なモデルは明示的には多くのI/Oパス要素を表現していないのであるが。その答は、通常、これらの「詳細」の影響は、測定デ…
「9.9.演習」の続きです。(目次はこちら) 10.1. 導入 プロセッサと主メモリの技術は近年迅速に進歩してきた。I/Oサブシステムの設計においては比較できるような進歩は起こらなかった。その結果、I/Oサブシステムはコンピュータ・システム性能におい…
10.1.導入 10.2.非RPS I/Oサブシステムにおけるチャネル競合 10.3.RPS I/Oサブシステムにおけるチャネル競合 10.4.パス要素の追加 10.4.1. コントローラ 10.4.2.ストリングのヘッド 10.5.マルチパス化 10.5.1.パス要素の稼動率の見積り 10.5.2.…
Quantitative System Performanceの和訳は、第9章まで完了していたのに、My Open Archiveには第8章までしかアップしていませんでした。(関連エントリ「Quantitative System Performance和訳をMy Open Archiveにアップしました。」) はてなダイアリに数式…
池田信夫blogの「偽のニーチェ」に引用されたニーチェの言葉が私の心に響きました。ここで誤解ないように付け加えますと、この「偽のニーチェ」は、『超訳 ニーチェの言葉』という最近出たらしい本を批判したもので、池田氏が引用している言葉は「偽者ではな…
TOC(Theory Of Constraint:制約理論)では、ボトルネック・ステーションの工程の進捗に併せてジョブを投入せよ、と教えていますが、ボトルネック・ステーションは工場で作る製品が変われば変化します。複数の製品が同時に工場に流れている場合は、製品の…
故障率5%の装置がA、B、2台あるとします。装置Aは平均19時間正常に動いて平均1時間止まります。装置Bは平均38時間正常に動いて平均2時間止まります。 装置Aは、平均20時間(19時間+1時間)の間に平均1時間止まるので確かに故障率5%で…
ファシズムの誕生―ムッソリーニのローマ進軍作者: 藤沢道郎出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1987/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る この本を読み始めているのですが、いろいろびっくりすることがあります。…
ファシズムの誕生―ムッソリーニのローマ進軍作者: 藤沢道郎出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1987/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る 残念ながら本の画像が出てこない。藤沢道郎氏の本はこのブログでは 物語 …
金曜日の夜、家に帰ったら、奥さんが、桜が咲いている、と教えてくれた。それで桜を見物したかったけれども、土日と雨で、ちらりとしか見ていない。たぶん、ヒガンザクラとかいう種類なのだろう。天気予報によれば、あすから、また寒くなるとのこと。
「BCMPネットワーク(3)」の続きです。 例:単一クラス、負荷独立、オープンネットワーク ここで到着プロセスは一定の率のポアソン分布である(到着に関して負荷依存はない)。またサービス率は固定である。もしノードがFCFS、または、PS、また…
「BCMPネットワーク(2)」の続きです。 BCMP定理 BCMPネットワーク内の定常状態確率分布は以下の積形式を持つ。 ただしは正規化定数であり(それは確率の合計が1になることを保証する)、は外部到着過程のみの関数であり、関数は「ノード毎の」定…
「BCMPネットワーク(1)」の続きです。 ノードから出発する際、クラスのジョブは確率でノードに進み、クラスのジョブになる。この確率を調べることにより、いわゆるラウティング・チェーンが(ノード、クラス)の組を区切ることによって定義出来る。 …
BCMPネットワークに関する資料をネットで見つけました。 http://www.cas.mcmaster.ca/~downd/BCMP.pdf これを翻訳してみようと思います。 BCMPネットワーク 個のノードと種類のジョブ・クラス(あるいはタイプ)が存在する。個々のクラスについてネット…
「故障を考慮した装置処理時間の平均値と変動係数(1)」の続きです。 式(5)で実効処理時間の平均は であることが分かりました。今度は、その平均との差の2乗の平均、つまり の平均を求めることにします。これが実効処理時間の標準偏差の2乗になります…
「故障と段取りの考慮」で紹介しました 故障の考慮 と置く。ただし :装置の平均処理時間。 :アベイラビリティ(可働率)。 と置く。ただし :装置故障の影響を除外した、本来の装置処理時間の変動係数。 :故障時間の変動係数。 の式の導き出し方をここに…