2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

今ならChaothonさんの質問に答えられると思う。(1)

昨日の余韻をひきずったエントリーです。昨日、ブログを始めたばかりの2007年2月1日の「Kingmanの近似式とその拡張」に寄せられたChaothonさんという方のコメント(2007/2/2書き込み)を読み直していて、今ならChaothonさんの質問に答えられると感じま…

長年の疑問が解けた!

「GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(11)」で出した結論、つまり、GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の式(ちなみにGI/G/s待ち行列とは一般の待ち行列のこと) ・・・・(1) は、私が長年、追い求めていた結論です。これは古典力学にお…

GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(11)

「GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(10)」の最後に ・・・・(104) を導きました。これを「GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(2)」の式(4) ・・・・(4) に代入すれば ・・・・(106) さらに式(106)に 「GI/G/s待ち行列の平…

GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(10)

「GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(9)」の最後の結論を一般化して、任意のの場合に、 ・・・・(101) がよい近似であることが分かったとします。もし、そうであるとはどう近似されるのか考えてみます。 「GI/G/s待ち行列の平均待ち時間…

GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(9)

「GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(5)」の式(43) ・・・・(43) でとすれば ・・・・(90) となります。ここでに「GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(8)」の表2の「近似2」の欄の値を用い、の値を決めればの近似値を求めること…

GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(8)

「GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(7)」の最後に示したの近似値 グラフ1 には、残念ながら明らかにおかしい点があります。それはでにならないことです。ならば装置は常に処理中なのですから、2台の装置が同時に処理中である確率も1になる…

GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(7)

「GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(6)」の最後の22個の連立方程式はもちろん解析的に解くことは可能ですが、その解の式は非常に複雑になります。ここではExcelを使って数値的に解くことを考えます(参考「Excelを使った連立一次方程式の解…

3 奈良の都  日本の歴史(つづき)

「3 奈良の都 日本の歴史」の続きです。 藤原広嗣の乱の最中に都を飛び出して、群臣を引き連れて、あちこちをさまよった聖武天皇は遷都を繰り返す。幸い乱はすぐに収束したが、繰り返される遷都も国を疲弊させる元である。まずは、山背(やましろの)国相楽…

ウィーナー狂いの血がさわぐ

かつて勤めていた会社の上司筋(なぜ、筋と言うかというと、私の元上司が3名もみえるので)の方々のホームパーティーにお声をかけて頂き、参加した。そこで、ある方の息子さんにお会いすることが出来たのだが、その方は大学で脳の数理モデルを研究されてい…

GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(6)

「GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(5)」の最後では待ち行列の平均待ち時間を算出する近似式 ・・・・(43) を導き出しました。これを用いれば、を求めることが出来れば近似的にを求めることが出来ます。 しかしを一般的に求めることは難しいで…

3 奈良の都  日本の歴史

日本の歴史〈3〉奈良の都 (中公文庫)作者: 青木和夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/07/01メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見る 長い間、この本を読み通すことが出来ず、私は奈良時代についてきちんとしたイメージを…

ペトルーシュカ 第3楽章 ストラビンスキー

この冒頭の音のすばらしさ。この部分は謝肉祭の朝の教会の鐘の音を模しているらしいのですが、私は、いつか自転車での通勤途中に見た、飛び回っているカモメ(?)たちの光景を思い出します。その前の晩は、台風のような低気圧の通過で、外は夜中じゅう騒が…

GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(5)

分布の種類と稼働率が同じであれば、の値は同じであるので、「GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(4)」の式(27) ・・・・(27) でと置くと ・・・・(33) 式(27)の両辺を式(33)の両辺で割ると、式(27)と(33)での値やの値が同じであることに注意す…

GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(4)

「GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(3)」の続きです。 ここで用いるのはGI/M/sとGI/M/1の平均待ち時間の関係です。つまり、との関係です。この関係を以下のようにして求めます。 「GI/M/s待ち行列の到着時刻状態分布に向け…

M/M/sにおける待ち確率Π

は到着客の待ち確率(delay probability)と呼ばれる量で、客(ジョブ)が到着した時に装置が空いておらず、待たなければならなくなる確率を意味します。装置が台ある待ち行列で、ジョブが到着する時に待ち行列システムにジョブが 個存在する確率をで表すと…

月読(つきよみの)宮

月読(つきよみの)宮。4月17日にご紹介したのは読み方は同じツキヨミノミヤであっても月夜見宮と書いて別の神社です。月夜見宮は外宮の別宮です。今回行ったのは内宮の別宮の月読宮です。ここには、4つのお宮があります。ご祭神はツキヨミの命で、月の…

三輪山 纒向(まきむく)(4)

箸墓に向かいます。祟神天皇の父の叔母にあたる倭迹迹日百襲媛(ヤマト・トトヒ・モモソ姫)の墓です。神話では大神(おおみわ)神社の神、オオモノヌシの命の妻でした。 皇族の墓ということで宮内庁管轄。立ち入り禁止です。私は一般人の立ち入り禁止(ある…

GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(3)

さて、今度はD/M/sの平均待ち時間を表す数式を(それが近似式であっても)求めることが目標になります。これについて私はいろいろ試みたのですが、うまくいきませんでした。そこで代わりにの平均待ち時間ならば状態遷移図を描くことで求めることが出来…

GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(2)

まず、Page*1によれば ・・・・(2) が成り立つということです。これは数多くの数値計算の結果から導かれたそうです。これを基本にしていきます。 次にリー・ロントンの近似式 ・・・・(3) を用います。リー・ロントンの近似式が成り立つ理由については「リー…

三輪山 纒向(まきむく)(3)

大神(おおみわ)神社の摂社である狭井(さい)神社の横には、御神体である三輪山に登る登山口があります。 「三輪山登拝について 注意事項」。登拝という聞きなれない言葉。 三島由紀夫の最後の連作「豊饒の海」の第2巻「奔馬(ほんば)」を思い出す。第1…

三輪山 纒向(まきむく)(2)

大神(おおみわ)神社の鳥居。 前にも書きましたが、「大神」と書いて「おおみわ」と読ませます。 それにしても、この三輪山の神様は謎の多い神様です。古事記や日本書紀によれば、非常に力のある神様で第10代祟神(すじん)天皇の時代に疫病を起こしてい…

GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式(1)

ここから、私が考えたGI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式 ・・・・(1) の導出方法を述べていきます。私は専門家ではないので数学的に厳密な導出になっていないかもしれません。しかし、直感的にはそうであろうと納得出来る説明になっているのではな…

三輪山 纒向(まきむく)(1)

昨日は連休最後の日なので―――というのはウソで、この金曜日も土曜日も出勤だったよお! でも気持ちの上だけでも連休が昨日まであったふりをして―――遠出をしました。最初考えていた案は3つで、1つは名古屋博物館へ行って「オルメカ文明展」を見る。2番目は…

相模原麻溝公園

連休中に、9年前まで住んでいた相模原に行ってきました。 息子が小さかった時によく連れて行った温水プールは改装中だった。 麻溝公園 ここにもよく息子を連れてきた。 それにしても、ここは変わっていないな。ちゃんとメンテナンスされているのがうれしい…

GI/G/s待ち行列の定常状態分布を求めて(5)

「GI/G/s待ち行列の定常状態分布を求めて(4)」ではD/D/sのがと大きく異なることを理由に、GI/G/s待ち行列の平均待ち時間の近似式 ・・・・(22) を根拠づけることに失敗した、と結論づけました。しかし、D/D/s待ち行列ではどんなの…

葭原神社

プルースト「失われた時を求めて――スワンの恋」を読書中

「第一篇 スワン家のほうへ」の「第二部 スワンの恋」は、「第一部 コンブレー」の語り手(この小説主人公。名前は最後まで出てこない)の幼年時代、少年時代よりももっと過去の時代にさかのぼります。そこで主題になるのはスワンとやがてその妻になるオデッ…

パキスタンの主権は?

アメリカがウサマ・ビン・ラディンを殺害した、というニュースを見た。テレビでオバマ大統領が誇らしい様子でその宣言をするのを見た時、また、狂喜するアメリカ国民の様子を見た時、私は恐ろしく感じた。他国の居住者を有無を言わさず殺害することが可能な…

ポアソン分布とアーラン分布の関係

「ポアソン分布」で示したようにポアソン分布の式は ・・・・(1) でした。一方、「アーラン分布」で示したようにアーラン分布の式は ・・・・(2) でした。この2つの式は非常に似ています。よく調べてみると ・・・・(3) という関係にあることが分かります。…

横浜 曇り

また、坂の町、横浜へ来ています。