2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

バガヴァッド・ギーター

バガヴァッド・ギーター (岩波文庫)作者: 上村勝彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1992/03/16メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 30回この商品を含むブログ (41件) を見る ヒンドゥー教の聖典ということで買ったのですが、私には、読んでいてオウム真理教…

ゲルマーニア  タキトゥス

台風の雨をやり過ごすために、以前、買っておいて読み切れていなかった岩波文庫の「タキトゥス ゲルマーニア」 ゲルマーニア (岩波文庫 青 408-1)作者: コルネーリウス・タキトゥス,泉井久之助出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1979/04/16メディア: 文庫 ク…

M/M/1/n待ち行列(2)

「M/M/1/n待ち行列(1)」の最後の図はこのような図でした。 ところでこの図は、状態の時にはジョブが到着しない、ということを表しています。これはどういうことかと言いますと、ステーション内のジョブ数が以下の時のみ、ジョブは指数分布の到着時…

M/M/1/n待ち行列(1)

では「勉強と研究の計画:ステーションに滞在出来るジョブ数に制限がある場合」の計画に沿って、まず、ステーションが1つ、ステーションを構成する装置が1台、ジョブの到着時間間隔の分布が指数分布、装置の処理時間の分布も指数分布、ステーション内には…

ローマは1日にして滅びず(11)

紀元1453年 ゴート族のドナウ渡河から1075年 コンスタンティノープルの陥落 ・・・・その穏やかな人柄で知られた皇帝は静かに語りかけた。 「いよいよ時は来た。・・・・・・この戦いが始まって以来今日まで、君たちは我らの信仰の敵に対して勇敢に…

ローマは1日にして滅びず(10)

紀元1400年 ゴート族のドナウ渡河から1022年 マヌエル2世 コンスタンティノープルを首都として新たに建国されたラテン帝国は内紛が続き、長続きしませんでした。それは当時の西ヨーロッパとはまったく異なる社会を統治する技術がなかったからでしょ…

新宿にいました。

10月18日には新宿にいました。(左に写っているのが東京都庁)この時から、ユング的に言えば、私のアニマがいたずらを仕掛けてきたような気がする。

ローマは1日にして滅びず(9)

紀元1204年 ゴート族のドナウ渡河から826年 コンスタンティノープル陥落 1204年、コンスタンティノープルは第4回十字軍将兵によって占領されます。彼らは自分たちのなかからフランドル*1伯ボードゥアン9世を皇帝に選出してラテン帝国をここに建…

ローマは1日にして滅びず(8)

紀元1180年 ゴート族のドナウ渡河から802年 マヌエル1世による征服 1180年のローマ帝国 またローマ帝国は盛り返しました。1025年のバシレイオス1世の頃には及びませんが、1095年の時より領土を増やしています。盛り返した立役者はマヌエル…

ローマは1日にして滅びず(7)

紀元1071年 ゴート族のドナウ渡河から693年 マンツィケルトの大敗北 紀元378年のゴート族ドナウ渡河からずっとローマ帝国の滅亡をここまで引っ張ってきたので、これを読まれている方はもうすでに、ローマはそう簡単に滅びない、と予想されているこ…

勉強と研究の計画:ステーションに滞在出来るジョブ数に制限がある場合

私が今、調べたいと思っていることは、ステーションに滞在することが出来るジョブの数に上限がある場合の、装置稼働率とX-Factorの関係です。ステーションが1つであり、さらにそこへのジョブの到着の、到着時間間隔が指数分布であり、さらに装置の処理時間…

よく使う式

これから有限バッファの待ち行列を検討する際によく使いそうな以下の式を予め証明しておきます。 ただしの時・・・・(1) ただしの時・・・・(2) 式(1)の証明 と置きます。この式の両辺に]をかけると よって、という条件を考慮すれば よって ・・・・・(1)…

祝、つくば大学、有馬先生にお会いしました。

酔っているので、あまり書きません。(酔って書くとろくなことないですから。) とにかくめでたい。やっと、有馬先生にお会いしてお話しすることが出来ました(ISSMの場で)。酔いが醒めたら質問を考えよう。

流れの分岐(別解)

では、「不定個の同一分布独立確率変数の和の平均」で求めた式(7)(ここでは式(1)と番号を振り直します) ・・・・(1) と「不定個の同一分布独立確率変数の和の分散」で求めた式(8)(ここでは式(2)と番号を振り直します) ・・・・(2) を使って以下の問題を…

ローマは1日にして滅びず(6)

紀元1025年 ゴート族のドナウ渡河から647年 バシレイオス2世による復興 一瞬にしてシリア、エジプトの両属州を失った帝国は、以後、攻め寄せるアラブ軍との熾烈な国土防衛戦争に忙殺され、そのなかから、小アジアとバルカン半島を国土の中核とする集…

ローマは1日にして滅びず(5)

紀元678年 ゴート族のドナウ渡河から300年 イスラムのコンスタンティノープル包囲 5年前から毎年、帝都コンスタンティノープルがアラブ海軍に包囲される事態になりました。ここにいたるまで何があったのでしょうか? 日の出の勢いのアラブ人たちは元…

ローマは1日にして滅びず(4)

紀元565年 ゴート族のドナウ渡河から187年 ユスティニアヌス帝による再征服 ローマ帝国は476年の西ローマ帝国滅亡にも関わらず、また国力を増大させました。ユスティニアヌス帝の時には東ゴート王国を滅ぼしてイタリア半島を奪回、アフリカでもヴァ…

ローマは1日にして滅びず(3)

紀元476年 ゴート族のドナウ渡河から98年 西ローマ帝国の滅亡 475年、当時東方で認められた数少い西方の皇帝の一人ユリウス・ネポスは、1年余の短い支配ののち、軍司令官(マギステル・ミリトゥム)でパトリキウスの爵位をもった実力者オレステース…

ローマは1日にして滅びず(2)

紀元410年 西ゴート族によるローマ劫掠 紀元378年の西ゴート族ドナウ渡河から32年、紀元410年8月24日、西ゴート族はアラリックに率いられて都市ローマを包囲しています。(1)で皇帝テオドシウスの側近に取り立てられたあのアラリックです。…

不定個の同一分布独立確率変数の和の分散

「不定個の同一分布独立確率変数の和の平均」での考え方を応用して、今度は分散を計算してみます。 同じ分布を持つ独立な確率変数が個あり、それらを(ただし)で表すことにします。また、自身も確率変数であるとします。これらの確率変数の和を考え、それを…

ローマは1日にして滅びず(1)

「ローマは1日にして成らず」という言葉はときおり聞かれる言葉ですが、ひねくれ者の私は「ローマは1日にして滅びず」という言葉を打ち出したい、と思いました。そして、このシリーズではローマが滅びそうになりながら滅びずに存続していく様を叙述したい…

条件付き期待値の定理(2)

では昨日の「条件付き期待値の定理」での ・・・・(1) の証明をを、が連続確率変数の場合に拡張します。 条件確率の定義により [tex:Pr\{y{\le}Y ここでの確率密度関数 [tex:f(y)=Pr\{y{\le}Y を考えます。さらにという条件下でのの確率密度関数 [tex:f(y|N=…

豪雨

近くの用水が氾濫し、私の住んでいるあたりは低地なので、一面、海のようになってしまいました。 子供たちのはしゃぐ声が聞えます。 海に近いというのは、こういう時に怖い。

こういうレベルの話が聞きたかった。

尖閣諸島問題でいろいろなことが言われていますが、大前研一氏の「「尖閣問題」の歴史を知らない民主党の罪――nikkei BPnet」で書かれているようなレベルの話はなかなか耳にしなかったです。領土問題は一筋縄にはいかないことを具体的に説明しています。どの…

条件付き期待値の定理

先日の「不定個の同一分布独立確率変数の和の平均」のところの式(6)(ここでは番号を振り直して式(1)とします) ・・・・(1) がなぜ成り立つのかの説明が不十分だったような気がしました。ここで補足を入れます。 「不定個の同一分布独立確率変数の和の平均…

第2章終了

Manufacturing Systems Modeling and Analysis Manufacturing Systems Modeling and Analysis作者: Guy L. Curry,Richard M. Feldman出版社/メーカー: Springer Verlag発売日: 2009/03/01メディア: ハードカバー クリック: 19回この商品を含むブログ (14件) …

クレオメネス戦争からフィロポイメンの死まで Wikipediaの記述が面白い

Wikipediaで以下の記事を読んで、知らないことをいっぱい知った。これを知るとプルタルコス英雄伝がもっとおもしろくなりそうだ。あまり知られていない歴史を知るのは本当におもしろい。 クレオメネス戦争――Wikipedia メガロポリスのフィロポイメン――Wikiped…

地獄変・戯作三昧 芥川龍之介

地獄変・戯作三昧 (1966年) (旺文社文庫)作者: 芥川龍之介出版社/メーカー: 旺文社発売日: 1966メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る これは小学生の時に親が(頼んだわけでもないのに)買ってくれた旺文社文庫特製版50冊(?)…

不定個の同一分布独立確率変数の和の平均

同じ分布を持つ独立な確率変数が個あり、それらを(ただし)で表すことにします。これらの確率変数の和を考え、それをで表します。つまり ・・・・(1) です。が固定の値である場合、の平均を求めることは、「同一の確率分布を持つ独立な複数の確率変数の和の…

アーラン分布の再生性

ある分布の集合に属する2つの確率密度分布を持つ互いに独立な確率変数、を考えた時に、確率変数の確率密度分布が同じ分布に属する場合、その分布は再生性を持つ、と言います。 ここでは、同じを持つアーラン分布が再生性を持つことを示します。つまり、アー…