2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Word Whitt教授から許可をもらったよ。

ということで実はWord Whitt教授にはすでにメールを送っていたのでした。 ウィット教授 私は日本の技術者で日本に住んでいます。待ち行列ネットワークに興味を持っています。多くの日本人があなたの論文「キューイング・ネットワーク・アナライザー」(Bell …

Whittかあ。

「ダイナミック・ジョブ・ショップ(4)」を読んで個人的に注目する点がありました。それは、「ステップ1(i)」の 到着時間のscvは交通変動方程式(Whitt(1983b)) ・・・(1) ただし かつ によって近似出来る。 というところです。これはきっと、1年…

ダイナミック・ジョブ・ショップ(5)

「ダイナミック・ジョブ・ショップ(4)」の続きです。 確率的ラウティングを持つ1クラスGI/G/m開放型ネットワーク・システム 各ステーションに台の同一装置があるより一般的なケース について、 ただし 、 次に期待待ち時間の近似はGI/G/1の…

ダイナミック・ジョブ・ショップ(4)

http://www.public.iastate.edu/~smryan/ie613/Chapter7pt1.pptの続きと思われるhttp://www.public.iastate.edu/~smryan/ie613/Chapter7pt2.pptを訳していきます。 ブログ上では「ダイナミック・ジョブ・ショップ(3)」の続きになります。 一般ジャクソン…

kotobarプロジェクトが楽しそうだし凄い

id:usukeyさんが中心になって始めたkotobarプロジェクト 運営方針についてー----人間学とコンピュータを極める。 では参加者がLingrで会議しているのですが、そのアーカイブを読んでいると本当に楽しそうで、内容も濃そう。そして物事の進むスピードが速いで…

平家物語(若い人への古典案内)

平家物語―若い人への古典案内 (1968年) (現代教養文庫)作者: 長野嘗一出版社/メーカー: 社会思想社発売日: 1968メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るこれは平家物語のダイジェスト版です。日本人であるからには平家物語の内容を少…

Factory Physicsの概要を充実させました。

昨日までで「Factory Physicsの概要」の内容の充実化を完了しました。各章にはリンクが貼ってあって、そこをクリックすると各章の概要が読めるようになっています。 (何度も出してくどいですが、この本の概要のことです。) Factory Physics作者: W. Hopp,M…

第12章 総合品質生産 の概要

Factory Physicsの基本的な洞察は、変動は、製造システムのパフォーマンスを決定するのに重要な役割をはたす、というものである。変動はさまざまな発生源からやってくるが、特に重要な発生源は品質であり、それはシステムのパフォーマンスを根本的に変え得る…

第11章 オペレーション管理における人間的要素 の概要

人間は製造システムの重要な要素である。スケジューリングやキャパシティ計画や品質管理や装置メンテナンスのような非常に技術的なトピックでさえ、根本的な仕方で人を巻き込む。 Factory Physicsの根本の前提は、工場の振る舞いを支配する自然の法則あるい…

著者からメールが来たよ、その後。

「Factory Physicsの著者からメールが来たよ!」でFactory Physicsの著者のひとりであるDr. Mark Spearmanからメールが来たお話をしました。これはその後のお話です。著者からは「がんばったね、出版できるといいね。」という明るいメッセージだったのですが…

iSummitの紹介ビデオを書き写したよ(翻訳)

「iSummitの紹介ビデオを書き写したよ(1)」「iSummitの紹介ビデオを書き写したよ(2)」の続きです。今度は訳してみました。間違えていたら教えてね。 年に一度、世界中から人々がインターネット上のみんなのためのフリー・カルチャーについて話すために…

iSummitの紹介ビデオを書き写したよ(2)

iSummitの紹介ビデオを書き写したよ(1)の続き。後半を書き写したのを載せます。 これの後半です。 LABS Working tracks that run throughout the iSummit where iSummir Tribes gather together to discuss, debete & develop resources that grow the cu…

Factory Physicsの著者からメールが来たよ!

昨日、Factory Physics Factory Physics作者: W. Hopp,M. Spearman出版社/メーカー: McGraw Hill Higher Education発売日: 2000/08/01メディア: ハードカバー クリック: 64回この商品を含むブログ (12件) を見る の著者の一人であるDr. Mark Spearmanからメ…

iSummitの紹介ビデオを書き写したよ(1)

坂東慶太さんのエントリー iSummit2008とアレクサンドリア・ルネサンス----坂東慶太のブログ に掲示されているiSummit 2008の紹介ビデオがカッコよかったので、出ている英語を読みたいと思って書き写しました。6分11秒の中の始めの3分ぐらいね。 Once a …

第10章 プッシュ製造システムとプル製造システム の概要

「プル」という用語はしばしば「かんばん」の同義語のように使われている。しかし、「プル」と「かんばん」を同一視することはそのコンセプト(プル)をその実装(かんばん)と一緒にしてしまう危険性がある。プッシュ・システムとプル・システムの違いは、…

銀河鉄道の夜 他9編

さあ困った。今日は宮沢賢治だ。しかもこの本は昭和47年(1972年)のものだ。中学1年生の時だ。銀河鉄道の夜 (旺文社文庫)作者: 宮沢賢治出版社/メーカー: 旺文社発売日: 1981/01メディア: 文庫この商品を含むブログを見る収録されたのは「銀河鉄道の…

第8章 変動の基礎 の概要

変動は全ての製造システムに存在し、工場パフォーマンスに対して大きな影響を持つ。この章では、製造システムにおける変動を特徴づけるための基本的なツールと直感を開発する。直感は、我々の日々の生活の多くの局面で重要な役割をはたす。例えば、自動車の…

古事記

古事記―付現代語訳・語句索引・歌謡各句索引 (角川ソフィア文庫 (SP1))作者: 武田祐吉出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 1977/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見る古事記は当然、私の好きな本です。日本の古代史…

第6章 製造の科学 の概要

製造に関わる多くの人々が、MRP、MRP Ⅱ、ERP、JIT、CIM(Computer Aided Manufacturing)、FMS(Flexible Manufacturing System)、TQM(Total Quality Management)、BPR(Business Process reengineering)などの流行を見てきた。それら…

伊勢物語

新版 伊勢物語 付現代語訳 (角川ソフィア文庫 (SP5))作者: 石田穣二出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 1979/11/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブログ (14件) を見る伊勢物語は短編集です。そっけない感じがします。とっつきに…

物理学とは何だろうか(上)(下)

物理学とは何だろうか〈上〉 (岩波新書)作者: 朝永振一郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1979/05/21メディア: 新書購入: 4人 クリック: 81回この商品を含むブログ (46件) を見る物理学とは何だろうか〈下〉 (岩波新書 黄版 86)作者: 朝永振一郎出版社/メ…

第5章 うまくいかなかったこと の概要

第二次世界大戦から1990年までに使用されたアメリカの生産管理手段は、大まかに3つの学派に分類することができる。 科学的管理は、製造システムの合理的、演繹的、量的、モデリング指向の見方を特徴とする。科学的管理運動は、在庫管理、スケジューリング、…

第4章 JIT革命 の概要

1970年代と1980年代に、アメリカのMRPとまったく異なるもの、すなわちJIT、が日本において始まっていた。日本のJIT実践に最も緊密に関連した技術は、トヨタかんばん方式である。MRPのようなプッシュ・システムでは、ワークのリリースはスケジュ…

fuzzy2さんの存在感

昨日のシュポシュポで、突然id:fuzzy2さんの存在感を感じる場面があって、こちらはビールでよい心持になっているので、失礼する時に「すごい存在感ですね」とid:fuzzy2さんにお話しました。 今日になって、私の質問への懇切丁寧なご教示を書いて頂いているの…

千葉シュポシュポ に行ってきました。

16:40東京駅にて比嘉さん(id:Ryu-Higa)と中山さん(id:taknakayama)を待ち受ける。同じプラットフォームには新谷さん(id:topo-gigio)がいたのだけれど、この人が新谷さんであるかどうかこの時点では分からず声をかけられなかった。電車が到着する…

第3章 MRP十字軍 の概要

1960年代の始めまでに、多くの企業は定型的な会計機能を遂行するためにデジタル・コンピュータを使いつつあった。スケジューリングと仕掛管理の複雑さと単調さを考慮すると、コンピュータをこれらの機能に同様に拡張しようとすることは自然であった。この領…

千葉シュポシュポ ドタ参加します。

遅くなりましたが、千葉シュポシュポに参加表明致します。金城さん、参加させて下さ〜い! ちょっと遅れることになります。17:04 17:07津田沼駅着です。皆さん、よろしく。(ここにも参加表明を書きました。) 名古屋会議の時は、緊張をほぐすため…

第2章 在庫制御:EOQからROPまで の概要

数学の工場管理への最も早い適用の一つはFord W. Harris (1913)の製造ロットサイズを決定するための最適発注量(EOQ)モデルの提唱であった。この章は最初にEOQモデルについて検討し、次に動的ロットサイズ決定のためのWagner-Whitin手続き、需要が確…

第1章 アメリカの製造業 の概要

1820年代までに、アメリカの繊維工業は、アメリカ製造業の特徴である垂直的統合が進んだ。これには2つの要因が考えられる。 アメリカは、イギリスと異なり、職業別ギルドの強い伝統を持っていなかった。その結果、製造工程の統合への動きを阻む組織された既…

変な英語

昨日の「「第19章 総合。全てをまとめる。」の英語に苦しむ。」を書いていて、また変な英語を思い出しました。1996年のことなのでもう12年前になりますが、その頃私はイギリスはスコットランドに人質状態になっておりました。人質になっていた理由を…