2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

M/n一般ネットワークの場合の積形式の証明(1)

先行エントリ:M/M/2→M/1待ち行列の解析 「M/M/2→M/1待ち行列の解析」と「M/1一般ネットワークの場合の積形式解存在の証明」での考察を合わせると、ロットの到着間隔が指数分布に従うようなM/nの一般ネットワークで積形式解が存在する…

M/M/2→M/1待ち行列の解析(補足)

先行エントリ:M/M/2→M/1待ち行列の解析 「M/M/2→M/1待ち行列の解析」の式(6)(7)から式(8)を導くところを省略せずに示したいと思います。式(6)(7)を再掲します。 ・・・・・・(6) の時、・・・・・・(7) これは「M/…

「Manufacturing Systems Engineering」を読んでいきます。

Manufacturing Systems Engineering作者: Stanley B. Gershwin出版社/メーカー: Prentice Hall発売日: 1993/03/01メディア: ハードカバー クリック: 11回この商品を含むブログ (5件) を見るわたくしごとですが、(このブログは元々わたくしごとですが)やっ…

X-Factor

X-Factorはラウティング毎に定義され、 X-Factor=サイクルタイム/合計処理時間 です。つまり、サイクルタイムが処理時間の何倍になっているかを示す値です。もし、待ち時間がまったくないのであれば、X-Factor=1 です。

訂正

「M/M/2→M/1待ち行列の解析」の式(8)以降に間違いがありましたので、式(8)以降を全面的に訂正しました。 式(6)(7)から式(8)を導く様子については、別途、きれいに示したいと思います。

天人五衰(豊饒の海 第四巻)

豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい) (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1977/12/02メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 59回この商品を含むブログ (103件) を見る「暁の寺」でインドの毒に汚染されてしまったかのようなこの…

暁の寺(豊饒の海 第三巻)

豊饒の海 第三巻 暁の寺 (あかつきのてら) (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1977/11/01メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 51回この商品を含むブログ (119件) を見る題名の暁の寺はタイのバンコクにあるワット・アルンのことです…

奔馬(豊饒の海 第二巻)

豊饒の海 第二巻 奔馬 (ほんば) (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/12メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 74回この商品を含むブログ (137件) を見る「春の雪」での松枝清顕の死から18年たった昭和7年、彼の親友、本多繁邦は…

M/M/2→M/1待ち行列の解析

先行エントリ:M/1一般ネットワークの場合の積形式解存在の証明 「M/1一般ネットワークの場合の積形式解存在の証明」では、ネットワークを構成するステーションは全て1台の装置からなるという制限がありました。しかしジャクソンネットワークは複数台…

M/1一般ネットワークの場合の積形式解存在の証明

先行エントリ:もう少し複雑な待ち行列ネットワークの解析(3) ここでは一般的なネットワークを考えます。ステーションの数をとします。ただし、各ステーションは1台の装置から成り、装置の処理時間は指数分布であるとします。ネットワークの外からは一般…

春の雪(豊饒の海 第一巻)

豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/10メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 205回この商品を含むブログ (357件) を見る豊饒の海四部作は三島の最後の作品であり、第四巻「天人五衰」の最終を新潮社に渡…

もう少し複雑な待ち行列ネットワークの解析(3)

先行エントリ:もう少し複雑な待ち行列ネットワークの解析(2) 前回の「もう少し複雑な待ち行列ネットワークの解析(1)」「もう少し複雑な待ち行列ネットワークの解析(2)」を振り返ってみると、積形式解として解けた大きな要因のひとつは「もう少し複…

マルクス・アウレリウスとハドリアヌス

「ふたたびハドリアヌス」で書き落としたことだが、塩野七生の「ローマ人の物語 XI 終わりの始まり」を読んでいて、マルクス・アウレリウスがハドリアヌスの功績を認めざるを得なかったと思ったに違いないもう一つの場面に出会った。アントニヌスがシリア総…

もう少し複雑な待ち行列ネットワークの解析(2)

先行エントリ:もう少し複雑な待ち行列ネットワークの解析(1) 次に、装置1とその前にロットが個、装置2とその前にロットが個、装置3とその前にロットが個、装置4とその前にロットが個、存在する状態をで表し、その定常確率をで表すことにします。今回…

もう少し複雑な待ち行列ネットワークの解析(1)

先行エントリ:分岐型待ち行列の解析 今まで、 M/M/1→M/1待ち行列ネットワークの待ち時間を求めて(1) M/M/1→M/1待ち行列ネットワークの待ち時間を求めて(2) M/M/1→M/1待ち行列ネットワークの待ち時間を求めて(3) M/M/…

ハドリアーヌス

アントーニーヌスの前の皇帝。マルクスの養祖父。マルクスを養孫にしてアントーニーヌスの次の皇帝に定めた。「ふたたびハドリアヌス」参照。 昔使われていた表現は今ではもうすたれてしまった。同様に昔大いにうたわれた名前もある意味で今はすたれた。たと…

アウグストゥス

初代ローマ皇帝。ローマの平和を確立する。 昔使われていた表現は今ではもうすたれてしまった。同様に昔大いにうたわれた名前もある意味で今はすたれた。たとえばカミッルス、カエソ、ウォレースス、デンタートゥスや後のスキーピオ、カトー、それからまたア…

大カトー(マルクス・ポルキウス・カトー・ケンソリウス)

共和制ローマの政治家。大スキピオの政敵 昔使われていた表現は今ではもうすたれてしまった。同様に昔大いにうたわれた名前もある意味で今はすたれた。たとえばカミッルス、カエソ、ウォレースス、デンタートゥスや後のスキーピオ、カトー、それからまたアウ…

大スキーピオ(プブリウス・コルネリウス・スキピオ・アフリカヌス)

共和制ローマの将軍。前202年のザマの戦いでカルタゴの名将ハンニバルを破り、第二次ポエニ戦争を終結させる。 昔使われていた表現は今ではもうすたれてしまった。同様に昔大いにうたわれた名前もある意味で今はすたれた。たとえばカミッルス、カエソ、ウ…

マーニウス・クリウス・デンタートゥス

共和制ローマの将軍。前275年、ギリシアのエーペイロス王ピュルロスを破る。 昔使われていた表現は今ではもうすたれてしまった。同様に昔大いにうたわれた名前もある意味で今はすたれた。たとえばカミッルス、カエソ、ウォレースス、デンタートゥスや後の…

フーリウス・カミルルス

共和制ローマの将軍。前390年のガリア人によるローマ占領の時、ガリア人を追い払い、ローマの第2の建設者と呼ばれた。 昔使われていた表現は今ではもうすたれてしまった。同様に昔大いにうたわれた名前もある意味で今はすたれた。たとえばカミッルス、カ…

エピクテートス

ギリシアのストア派哲学者。神の摂理、現世の利欲に対する無関心、克己、汎愛を説き、弟子のアリアヌスの集録した講義によって後世に大きな影響をおよぼす。マルクス・アウレリウスはむろんその愛読者である。 「ユルスナール『ハドリアヌス帝の回想』の訳者…

上位エントリ:マルクス・アウレーリウスの「自省録」に登場する人名

M/M/1→M/1待ち行列ネットワークのサイクルタイム

先行エントリ:M/M/1→M/1待ち行列ネットワークの待ち時間を求めて(3) 「M/M/1→M/1待ち行列ネットワークの待ち時間を求めて(3)」で下図のような待ち行列ネットワーク の状態の発生確率を ・・・・・・(1) ただしは最初のステーショ…

確率的経路選択について

先行エントリ:分岐型待ち行列の解析 「分岐型待ち行列の解析」で宿題になっていました 分岐先を確率で決めるとどうして「分岐型待ち行列の解析」での平衡状態の式が式(7)、式(8)のように書くことが出来るか? について理由を述べたいと思います。「分…

分岐型待ち行列の解析

先行エントリ:合流型待ち行列の解析 今度は、下図のような3ステーションからなり、装置1から流れが装置2と装置3に分岐する待ち行列を考えます。このような待ち行列でも(処理時間が指数分布で到着間隔も指数分布ならば)積形式解になるかどうか調べます…

合流型待ち行列の解析

先行エントリ:大域平衡方程式と局所平衡方程式 今度は、下図のような3ステーションからなり、装置1と装置2からの流れが装置3の前で合流する待ち行列を考えます。このような待ち行列でも(処理時間が指数分布で到着間隔も指数分布ならば)積形式解になる…

万葉集(下)

万葉集〈下〉 (旺文社全訳古典撰集)作者: 桜井満出版社/メーカー: 旺文社発売日: 1994/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る中は巻第十三から二十までです。 家にありし櫃にかぎ刺し蔵(をさ)めてし恋の奴の つかみかかりて 穂積親王 巻第…

万葉集(中)

万葉集〈中〉 (旺文社全訳古典撰集)作者: 桜井満出版社/メーカー: 旺文社発売日: 1994/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る中は巻第七から十二までです。 波高し いかに楫取 水鳥の浮寝(うきね)やすべき なほや漕ぐべき 巻第七 一二三五 …

万葉集(上)

万葉集〈上〉 (旺文社全訳古典撰集)作者: 桜井満出版社/メーカー: 旺文社発売日: 1994/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る高校か大学の時に買ったのだと思います。この(上)には巻第一から六までを収めます。有名な歌あり、歴史的背景を…