リグ・ヴェーダ讃歌

「リグ」は輝く、「ヴェーダ」は知恵、知識、という意味だったように思う。よって、リグ・ヴェーダは「輝く知恵」という意味だったと・・・・。「よろこばしき知識」? 「華やぐ知恵」?・・・・・。ああ、今日は疲れているな。・・・・。華やぐ知恵? それはニーチェの・・・・。あれは南仏じゃなかったっけ・・・・・。リグ・ヴェーダとは関係ないのでは?・・・ああ、今日は疲れているな。・・・うん・・・・。


心をゆったりさせて、あすの夜明けのために、このウシャス(暁紅の女神)の歌を、書き写しておこう。

  • よきものをともないて、われらがために、ウシャスよ、かがやきわたれ、てんのむすめよ、たかきこうさいをともないて、かがやく[めがみ]よ、とみをともないて、めがみよ、たまものにみちみちて
  • ヨキモノヲトモナイテ、ワレラガタメニ、うしゃすヨ、カガヤキワタレ、テンノムスメヨ、タカキコウサイヲトモナイテ、カガヤク[メガミ]ヨ、トミヲトモナイテ、メガミヨ、タマモノニミチミチテ
  • よきものを伴いて、われらがために、ウシャスよ、輝き渡れ、天の娘よ、高き光彩を伴いて、輝く[女神]よ、富を伴いて、女神よ、賜物に満ちみちて。
  • 実(げ)にここにウシャスは来たる、うら若き美女のごとく、享楽を授けつつ。足ある族(うから)を目覚ましめつつ進み、翼あるものを飛び立たしむ。
  • 生あるものはすべて、彼女を眺めて身を屈めつ。美しき女神は光明を創造す。寛裕なる天の娘は、[輝きもて]敵意を、ウシャスは輝きもて災厄を遠ざけんことを。


・・・・ウシャスは輝きもて災厄を遠ざけんことを・・・・。