3.1. 状態確率
定常状態確率は0, 1,…,
について
で示される。無限のキャパシティ(
)を持つ対応するM/D/c待ち行列における定常確率を
と書くことは便利である。単一サーバの場合(
)について
の正確な計算のための2つの方法がある。[5]のセクション9.8を参照。最初の方法は再帰形式、
について
とを用いることである。ただし
である。再帰は
から始め、その後確率は正規化される。再帰形式は
の場合にも同様に適用される。また
についての閉形式公式はこの再帰関係から導出出来る([10]参照)が、再帰形式は計算作業により適している。
の場合の
の計算のためのもうひとつの正確な方法は比例関係
、
0, 1,…,
をと一緒に用いることである。ただし比例定数
である。2番目の方法は
の時のみ適用出来る。
複数サーバの場合、上記の2つの方法の改造が近似法として使用出来る。最初の方法は再帰
,
, [tex:c{\le}j