ロットサイズとの関係についてもう少し
- 昨日の記事では、ここ1ヶ月の議論のまとめに入ることを述べましたが、その前に片付けておきたいものが念頭から離れず、結局、それを考え続けることになってしまいました。今でもすっきりした結論にはなっていませんが、昨日よりはすっきりしているので、それを紹介します。
- 「ロットサイズ縮小がキュー時間CTqに与える影響(まとめ)」のところで、装置処理時間の変動係数のロットサイズとの関係を述べた式
- を紹介して、そこからの結果として
- ここから、ロットサイズを縮小すると、装置処理時間の変動係数は増加するか減少するか不明
- と述べましたが、これがずっと気になっていました。せめて単調増加か単調減少であるかどうかぐらい言えないか、と考えました。
- 考えた結果、これは単独で検討するのではなく、それに装置の平均実効処理時間をかけたで考えたほうが分かり易いことが分かりました。また、Whittの近似式
- は
- と変形できるので、ロットサイズ縮小におけるキュー時間の増減を調査するには、
- の増減をそれぞれ調べればよいことが分かりますので、の増減が分かると便利です。
- そこでを計算すると
- となります。式が複雑になってきましたので
- と置くと
- ここから、
- ならば減少では単調増加
- [tex:a
- であることが分かります。さらに、
- で
- で
- で
- ですのではとの間で変化することがわかります。