ドミティア・ルキッラ

マルクス・アウレーリウスの母。

ドミティア・ルキッラ。再度コンスルに任ぜられたカルウィシウス・トゥッルスの娘。

母からは、神を畏れること、および惜しみなく与えること。悪事をせぬのみか、これを心に思うさえ控えること。また金持ちの暮しとは遠くかけはなれた簡素な生活をすること。


(神々からは)私の母は若くて死すべき運命にあったが、それにもかかわらずその晩年を私と共に暮したこと

(「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)