7.8.演習:Quantitative System Performance

7.7.参考文献」の続きです。(目次はこちら

7.8.演習


1.

  • 複数クラス・モデルの単一クラス・モデルに比べての主要な利点は何か? 主要な欠点は何か?

2.

  • 図7.2のオープン・モデルの例を以下の独立な変更を加えて手で評価せよ。
  • a.
    • 両方の到着レートを半分にする。
  • b.
    • D_{A,CPU}を2倍にする。

3.

  • 表7.3に示すクローズド・ネットワークの解をクラスAの客2個とクラスBの客2個の場合に拡張せよ。あなたの結果を第19章にある複数クラス厳密MVA実装を用いて得られた結果とつき合わせてチェックせよ。

4.

  • 図7.2のモデルと「等価な」単一クラス・モデルを構築せよ。単一クラス・モデルの性能尺度を複数クラス・モデルの総体尺度と比較せよ。

5.

  • 1つのトランザクション・クラスと1つのバッチ・クラスを持つモデルを評価する際、解法はトランザクション・クラスの除去とバッチ・クラスの「処理時間水増し」を含んでいる。この手続きは厳密な解をもたらす。
  • モデルからバッチ・クラスを1つ除いて処理時間水増しの使用法を調査せよ。2つのバッチ・クラスと5つのセンターを持つモデルを考察せよ。クラスAは5つのセンターで処理要求時間、1、2、2、2、2を持ち、一方クラスBは処理要求時間、3、1、1、1、1を持つ。
  • a.
    • 第19章のソフトウェアを用いて、個体数(2A,2B)(2A,8B)(2A,16B)のモデルの解を求めよ。
  • b.
    • 各々の個体数\vec{N}について、モデルからクラスB客を除くことにより、クラスAに関する近似モデルを構築し、各々のセンターkでのクラスA処理要求時間を1-U_{B,k}(\vec{N})で水増しせよ。応答時間とシステム・スループットについての結果を(a)で得られた結果と比較せよ。あなたはこの近似モデルからクラスAについての理にかなった稼動率をどのように導き出すか?
  • c.
    • (a)の2クラス・モデルと(b)の単一クラス近似を用いて観察された違いについての直感的な説明を与えよ。

6.

  • 2つのクローズド(バッチまたは端末)クラスを持つモデルについて近似MVA解法(アルゴリズム7.3)を実装せよ。

7.

  • O(KC\prod_{c=1}^C(N_c+1))アルゴリズム7.2の時間複雑さの正しい表現であることを議論せよ。

8.

  • O(KC)アルゴリズム7.3の時間複雑なの正しい表現であることを議論せよ(繰り返しの数はKにもCにも依存しないことを仮定せよ)。

第8章 フロー等価と階層的モデル化」に続きます。