ファシズムの誕生:ムッソリーニのローマ進軍
- 作者: 藤沢道郎
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1987/12
- メディア: 単行本
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残念ながら本の画像が出てこない。藤沢道郎氏の本はこのブログでは
- 物語 イタリアの歴史
- 作者: 藤沢道郎
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1991/10/01
- メディア: 新書
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- 物語 イタリアの歴史II
物語 イタリアの歴史〈2〉皇帝ハドリアヌスから画家カラヴァッジョまで (中公新書)
- 作者: 藤沢道郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: 新書
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を紹介してきましたが、それらとは違い、この本は大著です。「物語 イタリアの歴史II」のあとがきを書いておられる武谷なおみ氏によれば
であり、著者自身の言葉によれば
4年間のイタリア社会の歴史を書くのに六百数十ページを要した
ものです。著者の問題意識は
ファシズムに対する憎悪に目がくらんで、その本質的な特徴を見落とし、あるいは見誤り、単なる政治的反動や軍事独裁と混同し、政敵や憎たらしいものを何でもファシスト呼ばわりしていると、本当のファシズムが新しい装いで再び出てきたときに、正しく対処することはできないだろう。
というものです。そしてこの本の構成は以下のように説明されています。
現実の歴史の中で、ファシズムという現象がどのようにして生まれ、どのように成長し、どういう道筋をたどって権力に到達するのか。それを、歴史の論文としてではなく、単純素朴な事実をもって語らせようという意図である。
そのために、個々の事実をできるだけそれが起こった時間の順に配列する「年代記」の形式に固執し、その一方で、ローマ進軍という事件に近づくにつれて時間の刻みを細かくする、非常に素朴な遠近法をほどこしてみた。
この本を読んだ感想はまた、別に書きます。時間がなくなってきたのでここまで。