12.7.まとめ:Quantitative System Performance

12.6.モデルの妥当性確認」の続きです。( 目次はこちら

12.7. まとめ


 待ち行列ネットワーク・モデルが要求する入力は3つのグループ、すなわち、客の記述とセンターの記述とサービス要求時間、に分けることが出来る。これらの入力の値を決めるのに必要な情報はシステム記述と、さまざまなモニタが記録し報告するデータから得られる。入力の値の多くはこの情報から簡単なやりかたで決定出来る。しかし、他の値は推測しなければならない。この章の大部分はさまざまな入力についてそれを行うための技法に充てられた。
 適切なモデル化戦略は、満足出来る最も単純なモデルから開始し、必要に応じて詳細を追加することである。モデルの妥当性確認の過程は、入力の値を改訂し詳細を追加するいくつかの繰返しを含む。
 徹底的な妥当性確認はいくつかの測定期間に基づかなければならない。それはまた、モデルが使用されることになる性能予測の質問の種類についての知識にも基づかなければならない。


12.8.参考文献」に続きます。