18.1.導入:Quantitative System Performance

17.10.演習」の続きです。(目次はこちら

18.1.導入

 この附録で我々は、最も基本的な待ち行列ネットワーク評価技法のFortranによる実装を提供する。それは、全部がキューイング・センターから成り、バッチ・タイプの単一クラスを持つ分離可能待ち行列ネットワークの厳密解を得るための平均値解析の使用法である。
 このプログラムが基礎にしているアルゴリズム第6章で記述されている。興味のある読者は、このプログラムをその章で記述された他の2つの特徴、つまりディレイ・センターと、バッチ、端末、トランザクションのクラス・タイプの選択、に対応するように拡張することが教育的であることを見い出すであろう。複数クラスへの拡張は第19章で与えられる。負荷依存サービス・センターへの拡張は第20章で検討される。
 パートVIの概要で記したように、我々の意図は、このプログラムが単純なモデルとともに教育的実験のために用いられることである。そのキャパシティ計画ツールとしての価値は市販の待ち行列ネットワーク・モデル化ソフトウェアの価値にまったく近づくことはない。そのタイプのソフトウェアとの間で可能なやりとりについてのよりよい知識については、第16章を参考にしなさい。


18.2.プログラム」に続きます。