GI/M/1待ち行列の到着時状態分布(2)
「GI/M/1待ち行列の到着時状態分布(1)」の続きです。
ではGI/M/1のときのはどのようにして求めることになるでしょうか? 「D/M/1待ち行列の到着時刻状態分布(2)」と同様に考えていけば
以上から、
- ・・・・・(12)
と
- ・・・・・(13)
からを求めれば、を求めることが出来ることが分かります。
というところに到達します。今までの文脈に合わせて記号を変え、式の番号を振り直して以下に示します。
- ・・・・(13)
- ・・・・(14)
このうち式(14)は「GI/M/1待ち行列の定常状態分布(1)」の式(1)
- ・・・・(1)
で代用出来ますので、式(14)は不要です。式(1)を式(13)に代入して
よって
- ・・・・(15)
ここで「GI/M/1待ち行列の到着時状態分布(1)」の式(6)
- ・・・・(6)
を式(15)の右辺に代入すると
よって
- ・・・・(16)
この式からを求めることになります。