Whitt教授の「Approxomations for the GI/G/m queue」の翻訳(33)
原文は
から入手出来ます。
5.2.2. システム内個数
私のの近似手法はの予備的近似から始まる。つまり、
- ・・・・(5.9)
ただしはセクション5.1のより求められ、のはセクション5.2.1から求められ、(3.8)にあるようにである。公式(5.9)は、が1かゼロに近い時に通常良好である近似の凸結合である。具体的には、ならばであり、である。反対に、は有限サーバモデルは無限サーバモデルによってよく近似出来ることを意味するので、モデルについての(3.5)の重負荷近似を用いる。よって、は近似的に(3.8)のについてのように分布しているとみなすので、である。最小値は主に小さなについての修正として導入される。とするとなので。大きなについては、は通常より小さいが、しばしば小さな、たとえば、についてはそうでない。
についての実際の近似式をの正確な値と(5.9)を含む比を用いて得る。具体的には
- ・・・・(5.10)
ただしはの正確な値
- ・・・・(5.11)
であり[HalfinとWhitt 1981、公式(1.8)]、はアーランC公式(2.3)である。(5.10)では(5.9)で与えられ、
- ・・・・(5.12)
で(2.5)でのようにでありで上述のようにであり(5.6)で決定されるようにである。
最後に、を(5.9)から直接にではなく、(5.3)と(5.10)を組合わせることによって得る。