大垣
5月5日は雨でした。雨にもかかわらず大垣に出かけました。
たらい舟です。雨のため、誰も乗る人がいないようです。
- さつき雨 人待ち顔の たらい舟
大垣は、芭蕉が、奥の細道の旅の最終地に選んだところだそうで、町のあちこちに俳句を入れる箱が置いてありました。とはいってもなかなかとっさに句を詠めるものではありません。上の句は、2日たって思いついたものです。
たらい舟の由来は、大垣城が関ヶ原の戦いで落城する際に、たらいに乗って逃げた女性がいるということで、そのことを記念してだそうです。
関ケ原の戦いの際、西軍に属していた大垣城も東軍による猛攻を受けました。落城寸前の大垣城から脱出し、この戦いの様子を語り継いだ女性…おあむ(おあん)は、城からの脱出の際、この松から堀の「たらい」へ乗り移ったと言われています。このおあむが見てきた大垣城 籠城戦の様子は、『おあむ(おあん)物語』として後世に伝えられました。現在大垣市では、これにちなんだ「水の都おおがきたらい舟」のイベントが、春と秋に行われています。