法則(CONWIPの効率)

  • 法則(CONWIPの効率):
    • 与えられたスループットのために、プッシュ・システムは、等価なCONWIPシステムよりも多くのWIPを平均として持つことになる。
  • Factory Physicsの本ではプッシュ・システムとしてはM/M/1の待ち行列からなるモデルを用い、CONWIPについては現実的なワーストケースの式を用いて上記の法則を導き出していますが、それ以外の到着間隔や処理時間の分布の場合については何も言っていません。また、CONWIPが現実的なワーストケースで記述されるという充分な理由も示されていないと私には思えます。そのため私は、この法則の証明は出来ていない、と判断しています。ただ、直感的にはこの法則は成り立つだろう、と思っています。

第10章 プッシュ製造システムとプル製造システム の概要へ
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