つなぎの式
- さまざまな装置群から来るジョブのCaについてでは、さまざまなステーション(=装置群)からある1つのステーションに流れるジョブの(=ジョブの到着間隔の変動係数)を計算する方法がFactory Physicsには載っていないことを書きました。
- しかし、1つのステーションだけからジョブが流れてくる場合については計算方法を述べています。その場合は、そのステーションから出て行くジョブの間隔(出発間隔)の変動がそのまま次の装置群での到着分布になるわけですが、その出発分布を計算する近似式を第8章 変動の基礎で紹介しています。
- まずステーションが1台の装置からなる場合(下図)
- このステーション(=装置)から出て行くジョブの出発間隔の変動係数は、
- で近似的に計算出来る、と紹介しています。(この式は天下り的に出てくるのですが)
- ステーションが複数台の装置からなる場合(下図)
- このステーション(=装置群)から出て行くジョブの出発間隔の変動係数は、
- ・・・・(2)
- :装置台数
- ・・・・(2)
- で近似的に計算出来る、と紹介しています。(この式も天下り的に出てきます)。を式(2)に代入すると式(1)になりますので、式(2)は式(1)の拡張になっています。
- 2009/8/1追記。つなぎの式の導出については「つなぎの式の導出(1)」を参照して下さい。