ウェブ進化論

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

今まで紹介してきました私の本棚の本の傾向からすると、この本は異質です。私の本棚は技術屋の本棚とはまったくかけ離れています。たぶん15、6歳ぐらいまではバリバリの理系だったのですが、その後、その反動がきて今日まで到っています。とは言え小説が極端に少ないので真性の文系でもないでしょうが。ウィーナーとかユングに興味を持つのは、彼らが理系の頭で文系的な話題を(それもうまく)扱っているように見えるからでしょう。
この本に到達したのは松岡正剛さんの「千夜千冊 遊蕩篇」の中の
1162夜 森 健「グーグル・アマゾン化する社会」
からです。
これを読んで、「ああ、しまった。ぼやぼやしているうちに世の中に置いてきぼりにされてしまった!」と思い、慌てて買いました。それを読んだ結果、このブログを始めることになったわけです。この本を読んだ成果は「ネットの側」という概念を得たことです。それ以上はまだ消化不良です。未来を予測し、それに合せて自分の人生を構想していくことは大変な仕事だと思います。