WIPとスループット、WIPとサイクルタイムのグラフ

現実的な場合のスループットとサイクルタイムの関係(2)」で例として取り上げたモデル

から求めたスループットサイクルタイムの関係のグラフ

を元に、WIPスループットのグラフ、そして、WIPサイクルタイムのグラフを作ってみます。そのためには、リトルの法則

  • WIP=TH\times{CT}

をグラフに適用すれば、WIPを求めることが出来ます。こうして、以下の2つのグラフを得ることが出来ます。

さらに、これらのグラフにFactory Physicsベストケース、現実的なワーストケースの場合の関係を一緒にプロットすると以下のようになります。

ここから現実のラインでのWIPスループットサイクルタイムの間の関係を推定する際の近似としてベストケース、現実的なワーストケースの場合を、使うことが出来るのが分かると思います。