【定理5a】
補足説明
以下は、「搬送時間ありG/D/1のサイクルタイム定理。CETとTUとTLは一定 の場合」で述べた定理の証明の一部です。証明は、「【前提a】」から始まっています。
【定理5a】であれば、M1における最初の「かたまり」、つまり先頭ロットがロット1であるような「かたまり」、に属するロットについては、である。また、である。
(証明)
- なので定理4aより、M1で「かたまり」の先頭ロットでないロットは、M2でも「かたまり」の先頭ロットではない。よって、M1における最初の「かたまり」の最後のロットをロットとすると、であるようなロットについて
- が言える。
- よって、。
- 一方ロット1については、M2でも、キューでの待ちやロードポートでの待ちはないから、。
- よって、。
- 一方、M1のこの最初の「かたまり」において、。よって、。また、明らかに。
(証明終わり)
議論の継続
この【定理5a】は【定理8a】で使用されます。