【定理6a】

補足説明

以下は、「搬送時間ありG/D/1のサイクルタイム定理。CETとTUとTLは一定 の場合」で述べた定理の証明の一部です。証明は、「【前提a】」から始まっています。

【定理6a】M1における、ある「かたまり」の各ロットについて、S'_k=S_k+TLであれば、M1のその「かたまり」の最終ロットiは、M2においても「かたまり」の最終ロットである。

(証明)

  • 定理1aから、S'_{i+1}{\ge}S_{i+1}+TL。一方、仮定から、S'_i=S_i+TLなので、E'_i=E_i+TL。また、ロットiはM1において最終ロットであるので、S_{i+1}>E_i。これらの式から、S'_{i+1}{\ge}S_{i+1}+TL>E_i+TL=E'_i。よってS'_{i+1}>E'_i。よってロットiはM2においても「かたまり」の最終ロットである。

(証明終わり)

議論の継続

この【定理6a】は【定理7a】で使用されます。