【定理7a】
補足説明
以下は、「搬送時間ありG/D/1のサイクルタイム定理。CETとTUとTLは一定 の場合」で述べた定理の証明の一部です。証明は、「【前提a】」から始まっています。
【定理7a】M1における、ある「かたまり」の各ロットについて、であり、さらに、であれば、M1における、当該「かたまり」の次の「かたまり」の各ロットについても、が成り立つ。
(証明)
- 定理6aにより、M1における当該「かたまり」の最終ロット、ロットは、M2においても「かたまり」の最終ロットである。よって、その次のロット、ロットは、M2においても次の「かたまり」の先頭ロットである。
- ロットに関しては、定理3aより。一方、M1においてはロットは「かたまり」の先頭であるので。よって、
- 定理4aより、M1でロットから始まる「かたまり」の先頭ロットでないロットは、M2でも「かたまり」の先頭ロットではない。よって、M1におけるロットから始まる「かたまり」の最後のロットをロットとすると、であるようなロットについて以下のことが言える。
- よって、。
- よって、。
- 一方、M1におけるロットから始まる「かたまり」において、。よって、。
(証明終わり)
議論の継続
この【定理7a】は【定理8a】で使用されます。