搬送時間ありG/D/1のサイクルタイム定理

補足説明

これは、「【定理10】」から始まる一連の証明の一部です。文字記号の意味については「【定理10】」から順にエントリーを参照して下さい。

搬送時間ありG/D/1のサイクルタイム定理

  • 定理(搬送時間ありG/D/1のサイクルタイム):
    • 上図のような構成でG/D/1のモデルを考え、これをモデルM1と呼ぶことにする。M1から搬送時間とロードポートを省いた、通常のG/D/1の待ち行列を考え、M1の各ロットの到着時刻にそのロットのTLを足した時刻をロット到着時刻とするようなロット到着系列を与える。これをモデルM2と呼ぶことにする。M1において装置利用率uの時のロットのサイクルタイムg(u)とし、M2において装置利用率uの時のロットのサイクルタイムf(u)とする。もし、CET_{max}\le{(LP-1)t_e}ならば
      • g(u)=f(u)+E(TU)+E(TL)
    • である。ただしE(TU)TUの平均値、E(TL)TLの平均値、を表す。


(証明)

(証明おわり)

話題の継続

搬送時間ありG/G/1のサイクルタイム定理」でさらに拡張した定理を示します。
サイクルタイム定理のさらなる拡張を試みて」ではさらに定理の拡張を試みます。