2007-12-22 ヘーラクレイトス 自省録に登場する人名 紀元前約500年のギリシアの哲学者。「万物は流転する」という言葉で有名。 ヘーラクレイトスは宇宙の最後の燃焼についてあれほど多くの研究をなしたが、結局体の中に水が一杯たまり、牛の糞にまみれて死んだ。 つねにヘーラクレイトスの言葉をおぼえていること。曰く「地の死は水になることにあり。 水の死は空気になることにあり。空気の死は火になることにあり。そしてまた逆に。」 たしかヘーラクレイトスがいったように「眠る者すら働き人」であり、宇宙の中の出来事における協力者である。 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)