- 作者: 中村元
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1958/01/01
- メディア: 文庫
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第一 蛇の章
一、蛇
- 蛇の毒が(身体に)ひろがるのを薬で制するように、怒りが起ったのを制する修行者(比丘)は、この世とかの世とをともに捨てる。あたかも蛇が旧い皮を脱皮して捨てるようなものである。
- 池に生える蓮華をば、水にもぐって折り取るように、すっかり愛欲を断ってしまった修行者は、この世とかの世とをともに捨てる。あたかも蛇が旧い皮を脱皮して捨てるようなものである。
- 奔り流れる妄執の水流を涸らし尽くして余すことのない修行者は、この世とかの世とをともに捨てる。あたかも蛇が旧い皮を脱皮して捨てるようなものである。
(以下、略)
この本は写経しないと身につかないようですね。