- 作者: マルクスアウレーリウス,神谷美恵子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/02/16
- メディア: 文庫
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第1章の最後で「・・・・なぜなら以上のことは皆必ず神々と運命の助けによるからである。」と記されている次に
グラン河畔のクヮディ人たちの間にて記す
と書かれてあるのを読んだ時、
- 突然私はここで、
- この皇帝が国境にいて、
- ゲルマン人の侵入を防ぐための戦いを指揮していた
- ことに思い至るのです。
- ゲルマン人の侵入を防ぐための戦いを指揮していた
- この皇帝が国境にいて、
彼は思索だけの人ではなく、広大な帝国の最高責任者であり、実務の人、それも激務の人なのでした。この本の裏には騎馬の音、歩兵の行進の音、杭を打つ槌の音があります。私は、この本の世界(彼の哲学、人生訓)ではなく、その世界の背景に浸りたいと思ってマルクス・アウレーリウスの「自省録」に登場する人名というエントリーを作りました。自省録を読みながら、登場する人物を追加しているところです。