このブログのタイトル「工場統計力学」

このブログのタイトルである工場統計力学という名前を決めるのに半無意識的にあったのは、ウィーナーの「サイバネティックス」の「第2章 群と統計力学」の末尾の文章

 次の章では、時系列の統計力学を論ずる。この分野では熱機関の統計力学の場合とはひじょうに事情がちがっており、生体内におこっていることの模型としてかなり役立つものなのである。

を昔読んで「かっこいいなあ」と思った記憶です。生物の神秘をいくぶんなりとも解明するための新しい「統計力学」を建設するんだ、という意気込みを感じました。もっとも、「第3章 時系列、情報および通信」を読んだ時には、これのどこが「生体内におこっていることの模型としてかなり役立つもの」なのかさっぱり理解できませんでしたが・・・・・・。

このことが印象に残っていて、工場の動作を解明するための「工場統計力学」という言葉を作り出したのでした。


最初はブログのタイトルとして「FOM:Factory Operation Modeling」という言葉を考えていたのですが、「FOM」をググってみたら「富士通FOM」というのがあったので、やめにしました。