2008-02-16 エピクテートス 自省録に登場する人名 ギリシアのストア派哲学者。神の摂理、現世の利欲に対する無関心、克己、汎愛を説き、弟子のアリアヌスの集録した講義によって後世に大きな影響をおよぼす。マルクス・アウレリウスはむろんその愛読者である。 「ユルスナール『ハドリアヌス帝の回想』の訳者多田智満子による注」より ルスティクスからは、(中略)エピクテートスの書きものを知ったこと。この本を彼は自分の書庫から出してきてくれたのであった。 エピクテートスがいったように「君は一つの死体をかついでいる小さな魂にすぎない。」 (「自省録」マルクス・アウレーリウス著、神谷美恵子訳 岩波文庫より)