QNA読解:6.3.1 クラスとルート毎のインプット
上位エントリー:Word Whitt: The Queueing Network Analyzerの構成
「QNA読解:6.3 特定の客の経験」の続きです。
これは、客が各ノードで経験する待ち時間の平均や変動は「V. ノードでの混雑」で求めた値を経験すると仮定し、一方、処理時間の平均と変動についてはその客のルートに付随する入力情報を元にし、これらからそのルートを持つ客のネットワーク滞在時間の平均や分散を求める、というものです。
まず、ルートに属する客の総処理時間の平均はルート毎の入力情報から
- ・・・・(85)
です。一方、総待ち時間の平均は
- ・・・・(86)
です。よって、ネットワーク滞在時間の平均は(85)と(86)の合計
- ・・・・(ア)
となります。次に、ルートに属する客の総処理時間の分散はルート毎の入力情報から
- ・・・・(87)
であり、総待ち時間の変動は
- ・・・・(88)
です。よって、ネットワーク滞在時間の分散は(87)と(88)の合計
- ・・・・(イ)
となります。
「6.3.2 標準インプット」に続きます。