上位エントリー:Word Whitt: The Queueing Network Analyzerの構成
「QNA読解:6.2 集約客の経験」の続きです。
このセクションでは客(=ジョブ)は特定のルートに沿って移動するものと考えます。さらにインプットが、「2.3 クラスとルート毎のインプット」でのようにクラスとルート毎であるか、「2.1 標準インプット」でのように標準インプットであるかによって、2つのケースが存在するとしています。前者は「QNA読解:6.3.1 クラスとルート毎のインプット」で後者は「6.3.2 標準インプット」で検討されます。私が生産システムのモデルへの応用のために興味あるのは前者です。後者が役立つ状況というのが私にはよく分かりません。データを入力する際にはルート毎の情報を入力せず、出力する際に、特定のルートを想定して(つまり改めてインプットして)ネットワーク滞在時間の平均や分散を求める、というのは中途半端な使用方法だと私は思うのです。
「QNA読解:6.3.1 クラスとルート毎のインプット」に続きます。