マルローさん

むかしむかしフランスにド・ゴールという大統領がいました。この人のおともだちにアンドレ・マルローという人がいて、第二次大戦が終った時に

マルロー「真のレジスタンスはその3分の2を失ったんです・・・・」
ド・ゴール「分かっているよ。君も君の部下を失くした・・・・」

と話した時から、仲良しになったのです。
で、このマルローさんはド・ゴールの元で情報相や文化相を勤めましたが、1974年に日本にやって来た時、昭和天皇から「ぜひ、那智に行きなさいよ」と言われて和歌山県那智の滝までやっこらせ、と行きました。そこで滝を見てこの人、何を思ったのか
「アマテラスだ!」
とつぶやいたということです。ほんでもって、そのあとは北上して伊勢神宮は内宮にやってきたんですが、その時も神懸ったようになって
「伊勢とアインシュタインの相対論的宇宙観とは収斂する」
とうわごとのように言ったのを、竹本さんという人が聞いて、自分の本に書きました。
こうやって書くとマルローという人はよっぽど神懸っている人だなあ、という感じになっちゃいますが、本当はとても知的な人らしいという評判なので、これらの発言をどう解釈したらよいのか、特に日本人である私は途方にくれちゃうんですね。


ということで、今日も(ガイドブックには載っていない伊勢神宮のウンチク話でした。(あまりやると、よっしーに会った時にウンチク話のネタがなくなっている?)

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