2009-01-04 再びジャクソンネットワークへ 待ち行列ネットワークへの助走 「M/M/mの出発過程はポアソン過程(2)」では 1)M/M/mの出発過程はポアソン過程である ことが分かりました。そして「ポアソン過程の合流と分岐」では 2)複数のポアソン過程が合流して出来た過程もポアソン過程になる 3)1つのポアソン過程を確率的に複数の行先に分けて出来る複数の過程のそれぞれもポアソン過程になる。 ことが分かりました。 1)2)3)からジャクソンネットワークでなぜ、各ノード(=ステーション)での待ち行列におけるジョブ数の分布が、単独のM/M/m待ち行列のジョブ数の分布と等しくなる理由が分かります。つまり各ステーションに入力されるジョブの到着過程は上記の1)2)3)からポアソン過程になることは明らかだからです。 関連エントリ ジャクソンネットワークの積形式解の存在(3)