8.8.演習:Quantitative System Performance

8.7.参考文献」の続きです。(目次はこちら

8.8.演習


1.

  • 第18章Fortranプログラムをフロー等価サービスセンターに対応するように修正せよ。(必要な修正は第20章に記述されている。)

2.

  • アルゴリズム8.1を用いて、処理要求時間10のCPUセンターと処理要求時間4,3,3,2の4つのディスク・センターから成る(分離可能)単一クラス・モデルを評価せよ。客クラスは20名のアクティブ・ユーザと30秒の考慮時間を持つ端末タイプである。アルゴリズムを適用する際、4つのディスク・センターを総体として、CPUセンターを補完ネットワークとして扱え。演習1を解答する際に作成した(端末クラスに対応するよう拡張された)ソフトウェアを用いて、あなたの構築した高レベル・モデルを解析せよ。階層的分解を適用してあなたが得た解をMVAを用いて5つのセンターのネットワークをそのまま解いて得られた解と比較せよ。

3.

  • 大域バランス手法を用いてセクション6.4.2.1の例のモデルを解け。この演習は分離可能モデル(これはMVAを用いて解くことが出来る)の、待ち行列の一般のネットワーク(これは厳密解を得るために大域バランス解析を必要とする)に比較しての計算量に関する劇的な優位点を示すはずである。

4.

  • 図8.7図8.6で示したモデルの状態遷移図を示している。割り込み優先スケジュールCPUと、I/Oサブシステムを表す2つのセンターが存在する。高優先クラスで1つの客を持つAと低優先で2つの客を持つBの2つのクラスが存在する。
  • a.
    • 状態(BA;B)がないのはなぜか?
  • b.
    • 状態(BB;A)から状態(AB;B)への遷移がないのはなぜか?
  • c.
    • 状態(ABB;)から状態(AB;B)への遷移がないのはなぜか?
  • d.
    • 1個のクラスA客と1個のクラスB客がFESCにある時、クラスBがFESCをいくつのレートで出発するか?


第9章 メモリ」に続きます。