12.8.参考文献:Quantitative System Performance
12.8. 参考文献
[Ferrari 1978]や[Ferrari他 1983]や[Svobodova 1976]のような、コンピュータ・システムの性能測定技法に関するいくつかの良い本が利用可能である。しかし、これらは待ち行列ネットワーク・モデル化の必要性を特に扱ってはいない。
Rose [1978]は一般的に待ち行列ネットワークのパラメータの値の決定を扱い、また技法をさまざまな特定のシステムに関係付けている。KienzleとSevcik [1979]は初期の多くの待ち行列ネットワーク・モデル化ケーススタディによって行われたパラメータ値決定の方法をレビューしている。
Curtin [1979]は測定データのリポジトリ(宝物庫)として機能し、マネージャと分析家の両方にとって適切なレポートを生成するSAS統計解析パケージがアクセス可能な性能データベースを記述している。Lindsay [1980]はあるソフトウェア性能モニタの精度についてその結果をハードウェア・モニタの結果と比較することで報告している。
Artis [1979]は客のリソース要求パターンの類似性に基づいて客クラスを特定するための技法を提案している。Cooper [1980]は彼の全体キャパシティ計画の方法論のpレゼンテーションの一部として、客クラスの特定と捕獲比率の使用の両方を記述している。Anderson [1979]は出所不明のデバイス活動を重回帰分析を用いてクラスに分配する洗練された方法を提案している。
パラメータ値決定過程の詳細は考察中のシステムにかなり左右される。システムによってデータの数と質の両方は大きく変わる。よって、「ユーザ・グループ」会議の議事録は特定のタイプのシステムに関する技術を記述する論文のよい情報源である。
- [Anderson 1979]
- Edwin Anderson. 「待ち行列モデルのためのリソース使用の見積もりのための方法」 Proc. CMG X International Conference (1979), 157-164.
- [Artis 1979]
- H. Pat Artis. 「リソース制約ジョブ・クラス構造を確定するための技法」 Proc. CMG X International Conference (1979), 249-253.
- [Cooper 1980]
- J.C, Cooper. 「キャパシティ計画の方法論」 IBM System Journal 19,1 (1980), 28-35.
- [Curtin 1979]
- James P. Curtin. 「SASを用いたMVS性能のデータベースと報告システム」 Proc. CMG X International Conference (1979). 35-39.
- [Ferrari 1978]
- Domenico Ferrari. 「コンピュータ・システム性能評価」 Prentice-Hall, 1978.
- [Ferrari他 1983]
- Domenico Ferrari, Giuseppe Serrazi, Alessandro Zeigner. 「コンピュータ・システムの測定とチューニング」 Prentice-Hall, 1983.
- [KienzleとSevcik 1979]
- [Lindsay 1980]
- David S. Lindsay. 「RMF I/O時間の妥当性確認」 Proc. CMG XI International Conference (1980), 112-119.
- [Rose 1978]
- Clifford A. Rose. 「コンピュータ・システムの待ち行列ネットワーク・モデルのための測定手順」 Computer Surveys 10,3 (September 1978), 253-280.
- {Svobodova 1976]
- Liba Svobodova. 「コンピュータ性能の測定と評価の方法:解析と応用」 North-Holland, 1976.
「12.9.演習」に続きます。