一年前の今日
一年前の今日
というサイトを見つけ、その翻訳を決意したのでした。
[待ち行列ネットワークへの助走]こんなサイトを見つけた――待ち行列ネットワーク・モデルを用いたコンピュータ・システムの解析
- Quantitative System Performance; Computer System Analysis Using Queueing Network Models;Edward D. Lazowska, John Zahorjan, G. Scott Graham, Kenneth C. Sevcik(定量的システム性能。待ち行列ネットワーク・モデルを用いたコンピュータ・システムの解析)というサイトを見つけました。1984年発行の「Quantitative System Performance」という本を丸ごとウェブに公開してくれたようです。そのような決断をした著者に大感謝です。
This text was published by Prentice-Hall, Inc., in 1984. It remains the definitive work on analytic modelling of computer systems. The publisher has returned the copyright to the authors, who make the material available here for viewing or downloading, in Adobe Acrobat PDF format (free Acrobat reader available here).
(この教科書は1984年にPrentice-Hallによって発行された。これは、コンピュータ・システムの解析的モデルについての決定的な著作であり続けている。出版社は著者らに著作権を戻してくれた。著者らは原稿をここにAdobe Acrobat PDFファイルの形で閲覧やダウンロードが出来るようにした。(無料のAcrobat readerはここから使用可能))おお、何ということ! すばらしい! 勉強しない手はないではないか! どうも和訳はネット上に存在しないようです。かなり大量そうだが、少しずつ翻訳しながら公開していったらどうなることでしょうか? さっそくトライします。コンピュータ・システム向けの本ですが、生産システム(工場)に適用出来る手法もきっとあることでしょう。
[待ち行列ネットワークへの助走]こんなサイトを見つけた――待ち行列ネットワーク・モデルを用いたコンピュータ・システムの解析
それからダラダラと翻訳を続け、今もまだ続いているわけです。途中で2ヶ月ほどサボっていたので遅くなってしまいましたが、このペースなら来月には全部翻訳が終わるでしょう。翻訳の済んだ章はpdf化して坂東さん(id:keitabando)運営のMy Open Archiveにアップしてきましたので、今後は日本語でこの本がダウンロード出来るわけです。こんなことして誰の役に立つのかよく分かりませんが、まあ、誰かの役には立っているのではないでしょうか。
目次
- 前書き
- I.準備
- II.一般的な解析的テクニック
- III.特定サブシステムの表現
- IV.パラメータ値決定
- V.展望
- VI.附録
- 17.RMFデータからのモデルの構築(翻訳中)
- 18.単一クラス、厳密MVAの実装
- 19.複数クラス、厳密MVAの実装
- 20.負荷依存サービス・センター
- 索引