偉大なイツァの民が立ち去ったのはそのときである。
今日は弱っているので、問題に集中出来ない・・・・・。無意識をして語らしめよう・・・・
偉大なイツァの民が立ち去ったのはそのときである。400の13倍は彼らの1000の400倍、彼らの100の400倍の数であり、貴族、異端者、イツァの民の数であった。・・・・・・
彼らは異民族といっしょになるのをいやがった。キリスト教をいやがった。<鳥の呪術師>アー・ワヨム・チチの人びと、<石の呪術師>アー・ワヨム・トゥノブの人びと、<平たい石の呪術師>アー・ワヨム・シニルトゥノブの人びと、<”ジャガー”の呪術師>アー・ワヨム・バラモブの人びと、三倍も呪術師だった人びとは租税を払うのをいやがった。400年の4倍と15カトゥン(1900年)が彼らの生活の最後だった。そこで彼らの生活の最後がやってきた。なぜならば彼らは彼らの日々の数を知っていたからである。
「マヤ神話」ル・クレジオ原訳・序 望月芳郎訳
- 作者: ジャン・マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ,望月芳郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1981/09
- メディア: 単行本
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