M/D/s待ち行列の定常状態分布の近似(2)
「M/D/s待ち行列の定常状態分布の近似(1)」の続きです。今度は[tex:k
- ・・・・(10)
が成り立ちます。ここから
- [tex:k
- ・・・・(11)
となります。式(11)を使ってを計算すると
ここで式(7)
- ・・・・(7)
を用いると
- ・・・・(12)
ここで「M/G/sの待ち確率Πの近似(3)」の式(3)(ここでは番号を振り直して式(13)としました。)
- ・・・・(13)
を用いると
よって
よって
- ・・・・(14)
これは「M/M/mにおける待ち時間の式の導出(2)」の式(14)と比べれば分かるようにM/M/sにおけると同じです。さらに上の式(11)と「M/M/mにおける待ち時間の式の導出(2)」の式(10)を比べることにより、式(11)のはM/M/sにおけるに等しいことが分かります。つまり、M/D/sのは[tex:k
- [tex:k
- ・・・・(11)
- ただし、・・・・(14)
- の時
- ・・・・(8)
- ただし
- ・・・・(9)
- ・・・・(13)
となります。