物語 ドイツの歴史

あまり物語という雰囲気ではありませんでした。むしろこれは講義録でしょう。私がいつも知りたいと思っている中世の記述は短く、この本の真ん中あたりはすでに三十年戦争(1618〜1648)の話になってしまっています。そこから少し読み進むともう「第十章 ゲーテの時代」になります。近世に記述の重点を置いている感じがします。
各時代ごとに人物を選んで、その人物にまつわる話を書いていけば物語という感じになったと思うのですが、普通の歴史書のように多数の人物が細切れに登場するので、私には読んでいてあまり面白くありませんでした。注意深く読むと重要な記述があちこちに書かれているように思えるのですが読み物としては・・・・(すみません)