「はげたかとねこ」について

この話は確か、ぎょうせい、という出版社の「世界の民話」という本の中で見つけたように思います。
http://honmushi.kufs.ac.jp/FormMz/MZS005.aspx?SHOSEKINO=11542

今、手元にないので確かめることが出来ないのですが・・・・。ネットを検索してもこの話についてはどうも見つかりません。確か、はげたかの母親とねこの母親の争いで、太陽神ラーの裁きによってねこのほうが勝つ話だったと思います。この物語自体が「失われた太陽の目」という神話の一場面で語られた、という形式になっています。最後は「このように****は(誰だったか記憶にない。神話であればトト神かシウ神か)エチオピアの牝ライオンに物語りました。」というふうに終わったと思います。エチオピアの牝ライオン、これが、神話での「失われた太陽の目」、ラー神の娘、おそるべき女神セクメトなのですが、だからこそ、この物語は同じネコ科のねこが勝つ結末になっていたのだと思います。というのは、トト神とシウ神はこの牝ライオン、セクメト神をエジプトに連れ戻すためにラー神によって遣わされたからです。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e0/Wall_relief_Kom_Ombo4.JPG