クォーク 第2版 南部陽一郎著

ノーベル賞を受賞した物理学者である南部陽一郎先生が自身の業績に関連する領域を一般向けに解説した本であるので、私でも分かるのではないか、と期待をして読み始めました。しかし、だんだん読み進めるにつれて理解出来ないことが増えていき、よく分からない感じが残ってしまいました。しかし、簡単に分かった気にならないのは大切なことかもしれません。私は「9 ハドロンの複合モデル」でユニタリー群が登場したところから分からなくなり始めました。「19 ワインバーク-サラムの電弱統一理論」で超伝導との対比が出てくる点、そしてこれが最近話題になったヒッグス粒子の存在の予言につながったこと、はよく理解したいと思うのですが、残念ながら私には理解出来ませんでした。ヒッグス機構については最近テレビでも解説がされたりしているのですが、どうしても納得出来ません。