外宮の遷御

昨晩は伊勢外宮の遷御でした。テレビのニュースでは、内宮のときとはうって変わってまったく取り上げてくれなかったですが、やはり皇族(秋篠宮殿下)や皇族関係者(黒田清子さん)が儀式に加わって挙行されていたことをネットのニュースで知りました。


皇室にとって外宮の扱いはなかなか難しそうです。内宮ならば祭られている神は皇室の祖先神ということで神の性格ははっきりしており、皇室が儀式を取り仕切ることの意味は明確なのですが、では同じような儀礼を受ける外宮の神とは、いったい何なのか? 外宮に祭られる神はトヨウケのオオカミと言います。あまり知られている神ではありません。なぜこの神が重要視されてきたのか? ここに古くからの問題があります。この神については以前「エソテリック・イセ」で書きました。